ゲーム胸ロゴとサッカーユニフォーム!熱き「伝説の最強コンビ」6選

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現在も続々と新作が発売されるサッカーゲーム。

7日にはシュミレーションゲーム『Football Manager 2024』が登場し、早くも話題を呼んでいる。

ゲームといえば、かつてTVゲーム関連のロゴマークがユニフォームに華を添えていた時代があった。そこで1990年代と2000年代のゲーム胸ロゴユニフォームから、6つの最強コンビをご紹介しよう。

マンチェスター・シティ

マンチェスター・シティ 1999-2001 le coq sportif ホーム ユニフォーム

胸スポンサー:EIDOS

選手:アルフ・インゲ・ハーランド

マンチェスター・シティのユニフォームにゲームロゴをイメージする人は、かなり少ないかもしれない。

現在でも伝説的な人気を誇る「brother」胸ロゴの主である日本のブラザー工業との契約が1999年で終了し、代わりに胸に収まったのが当時イギリスに存在したゲームソフト制作会社「EIDOS(アイドス)」のロゴマークだった。

シティと「EIDOS」は1999-2000から2001-02までの3シーズンでパートナーの関係にあった。

日本ではゲーム好き以外の人には決して認知度が高かったとは言えない企業かもしれない。サッカー関係では1992年に『Championship Manager』というシュミレーションゲームを発売し、後にバージョンアップを重ねていく。

ちなみに、このゲームソフトの開発者が独立して新たに生み出したのが、現在でも人気の『Football Manager』だ。

オセール

オセール 2005-06 Uhlsport ホーム ユニフォーム

胸スポンサー:PlayStation

選手:ロマン・ポワエ

オセールの代表作ユニフォームといえば「PlayStation(プレイステーション)」ロゴ時代であり、“プレステ”ロゴのユニフォームといえばオセール。正しく黄金コンビである。

オセールは1998-99から2005-06まで8シーズンにわたり「PlayStation」の胸ロゴを掲出。そのユニフォームの全てが現在でもカルト的な人気を誇る。

とくに秀逸なのはこの05-06のホームで、右鎖骨部分に携帯型ゲーム機「PSP」(PlayStation Portable/プレイステーション・ポータブル)のシルエットロゴが付くスペシャルデザインだ。

1994年に初代が発売され、現在でも“プレステ5”が世界中で圧倒的な支持を得るSONYの「PlayStation」。

このロゴとユニフォームのコンビはオセールが最も有名だが、実はオセールより先に同じフランスのモンペリエと契約していた。また、09-10シーズンではやはり同じフランスのリヨンがスポット的に「PlayStation 3」のロゴを付けている。

ラツィオ

ラツィオ 2008-09 Puma ホーム ユニフォーム

胸スポンサー:PES2009

選手:マウロ・サラテ

日本代表MF鎌田大地が所属するラツィオもゲーム系の胸ロゴを付けたことがある。

「PES2009」とは“Pro Evolution Soccer 2009”のことで、日本国内では「ワールドサッカー ウイニングイレブン(通称ウイイレ)」の名で発売されていたゲームソフトだ。

これはシーズン通してのレギュラースポンサーではなくスポット的なもの。しかも第15節インテル戦の1試合限定でのスポンサーという幻の一着だ。ちなみにその試合は0-3でラツィオが敗れている。

海外ではPESの名で発売されているゲームソフト。このロゴマークがユニフォームの胸に付くことは極めて珍しく、ラツィオのユニフォームは奇跡の一着とも言える。

フォレンティーナ

フィオレンティーナ 1998-99 Fila ホーム ユニフォーム

胸スポンサー:Nintendo

選手:ガブリエル・バティストゥータ

フィオレンティーナと「Nintendo(任天堂)」は、サッカーユニフォーム×ゲームスポンサーを代表する伝説的名作である。

このロゴを付けたサッカーチームは本当に少なく。フィオレンティーナはサプライヤーがFila時代の1997-98と98-99の2シーズンで、世界に愛されるこのロゴマークを胸に付けた。

わずか2シーズンの契約ながら伝説的な存在といわれるのは、「Nintendo」ロゴを付けたユニフォーム自体の少なさに加えて、クラブとセリエAがともに黄金期を迎えていたという時代背景も大きな要素なのかもしれない。

「Nintendo」ロゴマークのユニフォームといえば圧倒的にフィオレンティーナの印象が強いが、他にもディエゴ・マラドーナ在籍時のセビージャが商品名「SUPER NINTENDO」(日本でのスーパーファミコン)のロゴを付けていた。

もちろん背中に「任天堂」を付ける京都サンガF.C.の存在も忘れてはならない。

ジェフユナイテッド市原・千葉

ジェフユナイテッド市原・千葉 1993-96 asics カップ戦 ホーム ユニフォーム

胸スポンサー:SEGA

選手:ピエール・リトバルスキー

まだジェフユナイテッド市原と呼ばれていたJリーグ初期のユニフォームには、胸にゲーム会社「SEGA(セガ)」のロゴマークが燦然と輝く。

当時のMizuno製リーグ戦用ユニフォームは、Jリーグ黎明期のアイコン的なデザインが今も愛されている。だがカップ戦で着用したasics製のデザインも90年代感がたまらなく懐かしい。

世界的に見ても「SEGA」のロゴを付けたユニフォームは非常に少ない。ジェフ千葉の他にはアーセナルとサンテティエンヌが付けただけだ。

さらにキャラクター“ソニック・ザ・ヘッジホッグ”ロゴ入りはジェフ千葉のみである。

デポルティーボ・ラ・コルーニャ

デポルティーボ・ラ・コルーニャ 2000-01 adidas アウェイ ユニフォーム

胸スポンサー:Dreamcast

選手:フラン

ジェフ千葉などが付けた「SEGA」。この企業が発売した家庭用ゲーム機が「Dreamcast(ドリームキャスト)」だ。このロゴを付けたユニフォームは、その商品名から“ドリキャスユニ”とも呼ばれる。

だがこのドリキャスユニはアーセナル、サンプドリア、サンテティエンヌ、デポルティーボの4チームのみで実は数が少ない。

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圧倒的に人気が高いのはアーセナルのホームユニフォームだが、他の3つも決して負けていない。

スーペルデポルと呼ばれ欧州サッカーシーズンで旋風を起こしていた時代のデポルティーボのドリキャスユニは、ゴールドとネイビーのスタイリッシュなカラーが印象的だった。

最も美しいドリキャスユニはサンプドリアかもしれないが、諸事情により画像を掲載できないのが大変残念である。

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