文化放送「超!A&G+」で毎週金曜日24時30分から放送中の「小林千晃のBlue Monologue」。
パーソナリティは声優の小林千晃。

10月13日の放送では、先日の公開収録から聴き始めたというリスナーからメールで「元々ゲストで出演予定だった梅原裕一郎さん目当てで公開収録を拝見しようと思っていたのですが、ブルログ（番組の略称）そのものにハマり最新回を聴きつつ過去回のアーカイブを聴いています。千晃くんのことは出演されているアニメを見たり他のイベントなどでお見かけしたりして存じ上げていましたが、こんなに面白くて癒されるラジオならもっと早く出会っていたら…！」とやるせない気持ちでいっぱいです。千晃くんが「もっと早く出会っていたら」と思うことはありますか？」というメッセージが届いた。

「けっこう声優あるあるかもしれないけど、発声方法や力の抜き方ですね。若い頃だからこその体当たりな発声とか、全て120％でやることによって粗削りなところで受かる作品や認めて頂ける部分もあるとは思うけど、ド新人の頃からするとだんだん仕事量や物量が増えてくるので全部120％でやって「ここまでは全力で出来たけどもう声がガサガサだから、このあとは30％ぐらいしか出せない」だとプロとしては公平に仕事を出来ていないことになってしまいます。全部良い具合に出来るようにするために発声や仕事の臨み方を良い意味で力を抜くことを掴むと、身体も崩さないし良い感じに仕事が出来ると思います」と質問に答えた。

しかしその一方で、新人の頃に粗削りで仕事を行うことにも肯定しており、

「（力の抜き方に）早く出会いすぎてもそれはそれでこなれている感じにもなったりして難しい部分ではあるんですけどね。梅原さんの若手の頃の話を聞くと「全力でやっていたよ」って言っていたので、誰しもが通ってきていると思うと無駄な道はなかったりもしますので、これは難しいですね」と語った。