物価上昇や光熱費高騰は悩ましいけれど、無理な節約はしたくない! そんなESSE読者の声をもとに、普段の暮らしや、やりくり術を見直しただけでゆとりが出た“お金に愛される人”を取材。ここでは、プレ年金生活を実践中のTさんに、コツを伺いました。がんばらずにできる方法で、強い家計をつくる秘訣が満載です。

プレ年金生活のために見直したこと<自分の心と体に向き合う>

4年前、3人の子どもが全員独立して子育てが一段落し、老後に備え生活をサイズダウンし、もらえる年金額を確認して、「プレ年金生活」をスタートさせたTさん。楽しい老後を迎えるため、ストレスフリーな暮らしも意識しているそうです。

【写真】ハンドメイドサイトで見つけたお気に入りのキャンドル

●アロマや整体で自分をいたわるように

50歳のとき、「50肩」になって愕然(がくぜん)。

「楽しい老後には、体が元気で健康なことがいちばん! アロマやお香で心を落ち着け、YouTubeを見ながら、ストレッチをしています」

ハンドメイドサイトで見つけたキャンドルがお気に入り。

「かわいい見た目に心がほっこり」

●自分軸で物事を考えるようになりました

人の価値観や感情をストレートに受け止めすぎると、振り回されて疲弊することに気づいたそう。

「最近は夫がDIYに目覚めて。多少不格好でも、自分たちが楽しければそれでよし!」

●お金のかからない楽しみ方、探しています

動画配信サービスで映画鑑賞をしたり、ガーデニングなど、お金をかけない楽しみ方も徐々に見つけています。

「特別なことはなくても、季節の彩りに目を向けるだけでも幸せ」

見直したこと2:相手の気持ちも尊重することが大切

ひとりよがりな努力はNG。家族と協力してこそ!

●お互いが納得できるよう夫と価値観をすり合わせ中

同い年の夫とは納得するまで話し合い。

「移住するなら家を買いたい夫と、賃貸で試してから考えたい私とで、最善策をすり合わせています。感情的にならないことを意識します」

●孫への支援は子どもの意見を優先しています

孫にいろいろ買い与えたい気持ちはグッと我慢。

「洋服ひとつとっても好みや価値観が違うので、むやみに買いません。大学入学時など、大変なときに援助してあげるつもり」