2階建ての場合、各階に洗面化粧台があると大変に便利。1年前に家を建てた日刊住まいライターは、ハウスメーカーのオプションで、寝室や子ども部屋のある2階の廊下にも追加しました。いざ住み始めると、化粧あとやアイロンかけの際など、予想以上の頻度で使用。帰宅した子どもも、洗面化粧台へ直行します。汚れたままの手で歩き回らないので、家をきれいに維持する効果も。

2階にもオプションだった洗面化粧台を設置

わが家は筆者と夫、息子(8歳)、実母の4人家族。ハウスメーカーで約38坪の2階建ての家を建てました。1階にLDKと水回り、2階に寝室や子ども部屋のある間取りの家です。

メーカーでの標準仕様では、洗面化粧台1つ。しかし、朝の身支度渋滞を避けるために、一応はあった方がいいと判断。オプションで2階の廊下にも洗面化粧台を設置しました。

 

設置費用は約10万円(2022年当時)かかりました。

引っ越して1年弱。現在、この2階の洗面化粧台が大活躍しています。筆者の想像を越える頻度で使用する結果に。つけてよかったと実感している理由を詳しくレポートします。

 

ヘアメイクやネイルアートのあともすぐ手洗いできる!

いちばん使用頻度の多いのは、ヘアメイクやネイルアートをしたあとです。筆者はこれらを2階の寝室にあるドレッサーで行っています。

メイクをしたあとはファンデーション、ヘアセットしたあとはスプレーといった具合に、手のベタベタが気になります。ジェルネイルをしたあとも削った爪の粉や、ジェルのベトベトがまとわりついています。

こうした汚れを2階洗面化粧台で、すぐに手洗いできて非常に便利。

手が汚れている状態であちこち動き回ると、壁や床等に汚れが拡散されていたでしょう。家がきれいな状態を維持するのに、重要な役割を果たしています。

スチームアイロンや裁縫、洋服のシワ伸ばしにも!

わが家はクローゼットも、すべて2階にあります。そしてシャツやスカートなどのシワ伸ばしは、クローゼット前で行っています。

その際使用するアイロンは、水を注入しスチームでシワを伸ばすスチームアイロン。100mL程度の水を取りに、わざわざ1階まで降りずにすむのは助かっています。

 

筆者は、裁縫やミシンがけも2階の部屋で行っています。裁縫時にはアイロンを使用することもあります。アイロンに水を補充する場合も、手にノリなどが付着した場合も、同じ階に洗面化粧台があることで、作業がはかどります。

 

2階の自分の部屋に一目散の子どもも利用

思春期にさしかかった息子は、リビングには顔を出さず、帰ってきたら一目散に階段を駆け上がり自分の部屋へ。そんな彼でも2階に洗面化粧台があれば、そこで手洗いをしてくれます。

現在まだ息子は8歳なので、使用頻度はそれほどでもありません。しかし、これからは使う機会が増えると予測。

たとえば、おしゃれに目覚める年齢になったら…。朝の支度で、鏡前を占拠することもあるのでは。そうなっても、わが家には、2階の洗面化粧台のおかげで、問題にはならないでしょう。

両親や友人が宿泊するときも安心

両親や友達、兄弟などが泊まりにくる際、洗面化粧台の使用タイミングがかぶると、お互い気をつかってしまうもの。

以前、両親が泊まりに来た際、2階洗面化粧台を完全来客用にしたら、まったくかぶらずストレスなく使用することができました。来客が多い家庭には、あれば安心です。

 

唯一の後悔は、水栓金具のタイプ

手洗い、掃除、観葉植物の水やり程度なら普通の蛇口で問題ありません。しかし、冬に寝室で使用する加湿器の給水に使おうとしたときに問題が。大きな給水タンクに直接、水を入れることができなかったのです。

それは写真のようなシンプルな水栓金具を選んだから。シャワー水栓のように伸びるタイプを採用すればよかったと後悔しています。結局1階で給水し、2階へ運ぶことに。

今のところ、気になるのはこれだけ。2階にも洗面化粧台を設置して満足しています。

もし、別の階にも洗面化粧台を検討する場合、コストはもちろん、どういう用途でも使うのかも、しっかりイメージしておきたいものです。