物価上昇や光熱費高騰は悩ましいけれど、無理な節約はしたくない! そんなESSE読者の声をもとに、普段の暮らしや、やりくり術を見直しただけでゆとりが出た“お金に愛される人”を取材。ここでは、プレ年金生活を実践中のTさんに、コツを伺いました。がんばらずにできる方法で、強い家計をつくる秘訣が満載です。

プレ年金生活のために見直したこと<小さな出費もこだわる>

4年前、3人の子どもが全員独立して子育てが一段落。老後に備え生活をサイズダウンし、もらえる年金額を確認して、「プレ年金生活」をスタートさせたTさん。収入が限られる年金生活に向け、小さなムダも見逃さない姿勢で取り組んでいるそうです。

【写真】夫婦2人にちょうどいい「定番調味料」

●当たり前に購入していたものを見直しました

「怒涛の教育費時代に小さな支出をおろそかにするとすぐ赤字になると実感し、小さなムダを省くことの重要性を知りました」

以来、買って当たり前だったものも、不要と感じたら買わない主義を徹底!

飲み物はジュースやコーヒーをやめ、ルイボスティーだけに。「健康にもいいです」。

調味料は定番のものだけ。「2人なのでハーフサイズを選び、新鮮なまま使いきり」

ティッシュは安価な袋入りタイプに。「つめ替えるので、ボックスいらずです」

●服を買わないチャレンジをしています

今の自分が心地よく過ごせる洋服だけ残し、組み合わせのおしゃれを研究中。

「夫にもらったジュエリーや大好きな帽子をアクセントにして、今あるものを生かすようにしています」

●収納グッズを買う前にものの“要・不要”を考えます

ものを増やすと、その分収納場所が必要に。まずはそのもの自体が必要かどうかを考えます。

「すてきだなと思ったものは、まず『Pinterest』に保存してじっくりと検討します」

●チラシやカタログは家に持ち込まない決まりをつくりました

連日ポスティングされる通販カタログやセールのチラシなどは、見ないで処分。

「見るとおトク感に物欲センサーが刺激されるので、家の中に持ち込まないようにしています」