汗や汚れがたまりやすかった夏。エアコンや布団、ラグなど、家の中には汚れやハウスダストが蓄積しているかもしれません。秋になった今だからこそやっておきたいことを、掃除・洗濯術に詳しいお掃除ブロガーのよしママさんに教えてもらいました。

ホコリ汚れ・ダニ死骸・ハウスダストをしっかり除去できる「秋掃除」のコツ

秋になるとくしゃみが止まらない、鼻水がよく出る、鼻づまりになる、といった症状はありませんか? じつはそれ、夏に繁殖したダニが一気に秋に死んで、死骸やフンがハウスダストとなっているのが原因かも。ダニはフケや垢、食べカスなどをエサにして、布団、枕、畳、カーペットなどのホコリのたまりやすい場所に生息しています。

【写真】エアコンの吹き出し口は古布を巻いた割りばしで掃除

秋はハウスダストを意識した、いつもより念入りなお掃除や洗濯が重要です。

●エアコン

今年は酷暑で大活躍だったエアコン。エアコンにも、ハウスダストの原因になる汚れがたくさんたまっています。

まず本体自体にホコリがついているので、内部に入りこまないよう、モップなどでやさしくなでるように取り除きます。

エアコンのフィルターも、しっかり汚れを落としてきれいにしています。汚れを残さないためにも、中性洗剤をかけて優しくブラシで洗うと油分も取れてサッパリします。

吹き出し口はカビが発生しやすいので、中性洗剤をしみ込ませた古布などで拭き掃除します。

●布団、枕、シーツ

人は寝ている間に汗をかきますが、とくに夏の間はその量も多くなります。ダニは湿気が好きなので、布団をしっかり乾燥させることが大切。布団乾燥機を利用するのも効率的ですが、天気がよく湿度の低い日に、天日干しで表と裏から乾燥させています。

布団を取り込んだあとに掃除機で丁寧にハウスダストを吸うと、白い粉が集まります。

夏物布団はできたら丸洗いして、しっかり乾燥させるのが重要。シーツや布団カバーは必ず洗ってからしまい、ダニの住みにくい環境にします。枕も、丸洗いできるものなら洗ってしっかり乾燥させましょう。

●カーテン、ソファーカバー

カーテンやソファーカバーなど、大物のファブリック類の洗濯は、秋にすませておきましょう。年末に先延ばしするより、ハウスダストも増えやすい秋にすませておけば、気候もよく乾燥させやすいです。

ソファーカバーは、毎回外して洗うのが大変なので、もともとのソファカバーの上に取り外ししやすいカバーをつけています。ソファー本体にも掃除機をかけてハウスダストを吸っています。

●ラグ

ラグは、丸洗いできるタイプであれば洗濯機で洗います。ラグを筒状に丸めて、ビニール紐などでしっかり2か所固定します。デリケート衣類用の中性洗剤を使い、洗濯機のクリーニングコースなどの弱水流のコースで洗濯します。

自宅の洗濯機に入らない場合は、コインランドリーを利用するとよいでしょう。

わが家はハウスダストアレルギーの子どもがいるので、秋の掃除・洗濯はこまめに行うようにしています。完璧にハウスダストをなくすのは難しいのですが、少しでも減らせるよう心がけています。

ダニは高温に弱いので、布団乾燥機やコインランドリーの乾燥機を活用するのもおすすめです。ハウスダストを意識した掃除・洗濯をすれば、冬のこもりがちなにおいも防げます。夏の汚れをしっかりお掃除・お洗濯しましょう。