「強かった女がサレ妻に」MEGUMIの好感度が離婚で急上昇したワケ 世間から集まるギャップへの同情
タレントのMEGUMI(42)とバンドグループ「Dragon Ash」ボーカル・降谷建志(44)の離婚が報じられた。双方これを認め現在、話し合いが進んでいるという。
原因は降谷によるファンとの不倫だ。『文春オンライン』によると、30代のファン女性と不倫関係にあったという。8月にMEGUMIがこれを知り離婚の流れになって今に至るが、降谷の不倫報道は初めてではない。過去には08年、MEGUMIが妊娠中に美女とのホテル密会が報じられていた。
今日までに離婚の時期は明らかにされていないが、2人はすでに別居し離婚に向けた話し合いを進めているという。あまりにスムーズな不倫報道からの離婚報告に、多くの視聴者も「MEGUMIの活躍ぶりを見ると、別れて正解」といったような“サレ妻”側への同情と応援の声が目立つ。
またこうした声の高まりに一役買っているのが、降谷側が報道後にSNSに投稿した文面だ。離婚を決めた理由について《15年共に歩んで来たチームの出した決断ですので》と触れた。そもそも原因は自分の不倫であるにもかかわらず非を認めていないようにも捉えられる書き口に、多くの人が批判的な印象を受けたようだ。
MEGUMIはここ数年、多方面での活躍が好調。女優業にタレント業、そして事業家としての一面も持つ。また今年出版した美容本『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社)は35万部を超えるベストセラーとなっており、まさに離婚後の不安ナシの状況にあるようにもみえる。
こうした中での離婚報道は、彼女の今後の活動に影響を及ぼすのだろうか。コラムニストのおおしまりえ氏は「不倫報道によって、MEGUMIさんの好感度はさらに上昇しています。それには彼女の頑張りもありますが、“強い女のキズ”とでも言いますか、ギャップ理論が後押ししているようにも思う」と話す。“強い女のキズ”の真意を聞いた。
■ギャップ理論がピタッとハマる不倫サレ妻のMEGUMI
MEGUMIさんはもともとタレントとしての能力を高く評価されており、それに加えて近年は女優業としての頑張りがどんどん実っている時期でした。
また事業家として地方でカフェ経営を行っていることも、最近はかなりオープンに話しています。マルチな才能と30代に苦労して植えた種が、ここ数年でしっかり実になり始めたことがうかがえます。
そんな状況に水を差したのが“チームメンバー”である夫なわけですが、素早い離婚決断は賢い判断だったように思います。
現在、彼女の好感度はさらに上昇しています。それには「ギャップ理論」と呼ばれる意外性が、不倫報道によって生じたことも関係していると思います。
タレントも女優も事業家も美容家としてもマルチだけど、男性関係では弱い部分もある。こうした一部の人間くささが共感や同情を誘い、応援といった親近感を呼び起こすのです。
また不倫報道後、MEGUMIさん側が多くを語らないことも良い効果につながっています。ここで夫を批判したり、未練があるような話を出したりすることで、せっかくのイメージが崩れてしまうからです。
おそらく離婚後にコメントを出すことが予想されますが、それも最小限に止め、通常営業を続けていくのではないでしょうか。
■不倫されても離婚してもMEGUMIのダメージがほぼ無い理由
芸能人の不倫報道は、被害者である“サレた側”も夫婦であるためダメージを受けることも多いです。今回のケースでは、MEGUMIさん側にはダメージはあるのか考えてみましょう。
おそらくバラエティ番組で不倫や恋愛ネタが語りにくくなるという影響はあるものの、大きな仕事へのダメージはないのではと思います。
その理由は2つあります。1つは、もともとMEGUMIさんが「ママタレ」や「夫婦円満」といったキャラ売りをしていなかった点です。むしろMEGUMIさんは夫婦関係について多くを語らないタイプだったため、トーク内容や出演番組への制限はそこまで考えられません。
2つ目は、彼女の活動のマルチさです。主軸はタレントですが、今や女優や美容家、事業家など、軸が複数あるためリスクヘッジができています。彼女の今年の収入は3億円を超えるといった報道も出るくらい、現在の彼女は好調です。
こうした状況だとタレント業に多少勢いが落ちたとしても、そこでできた時間を他の活動に回し、さらに勢いをつけるといったことが可能です。またそうした取り組みが、さらに彼女の価値を押し上げることにつながるのではとも思うのです。
15年前、MEGUMIさんと降谷さんの結婚は立ち位置も違い、知名度にも差があると言われていました(降谷さんのほうが活躍しているという意図)。しかし15年経ってみるとすっかりそれも逆転した印象もあり、イイ女として存在感を発揮するようになったMEGUMIさん。40代になり仕事も美も輝きを増すことで、今後はさらなるファン獲得にも期待が持てそうです。
(文:おおしまりえ)