ボロボロの麒麟・川島明を救った、中川家・剛の言葉とは?「それがなかったら、壊れていたかもしれない」
お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」。「あなたの心を、ここではないどこかへ」をテーマに、ゲストの「ココロが動く(=エウレカ)思い入れのある場所」へと案内していきます。
9月16日(土)放送のお客様は、お笑いコンビ・中川家の中川剛さんです。川島にとって“師匠の1人”だと言う剛さんとの思い出を振り返り、あらためて感謝の言葉を伝えました。
1970年生まれ、大阪府出身の剛さん。高校卒業後、一度就職したのち、1992年に弟の礼ニさんとNSC(吉本総合芸能学院)大阪校11期生として入学。お笑いコンビ・中川家を結成します。2001年に「M-1グランプリ」第1回大会で優勝し、初代チャンピオンに輝きます。
◆多忙の川島を救った剛の言葉
川島:私からしたら師匠みたいな存在ですよ。
中川:そんなことないって(笑)。
川島:今の僕の芸人スタイルは、剛さんの一言で決まっていますから。
中川:どんな一言?
川島:2001年、第1回の「M-1グランプリ」で中川家さんが優勝されました。僕ら(麒麟)も決勝まで進みました。
中川:当時、麒麟という名前自体知らんかったんよ。
川島:そうですよね。中川家さんは既に売れてはって、僕らはまったくの無名でいきなり「M-1」決勝に進出できて。当時の「M-1」決勝の出場者は10組で、僕らは5位に入れて。よく頑張ったということで、その日の晩にレギュラーが6本決まったんです。
だけど、あまりにも実力がないし、週に1、2回舞台の出番があるやつらが、いきなり週1しか休みがない状況になったんです。中川家さんとも一緒に収録をさせてもらって、ずっと気にかけていただいていました。
中川:そうやったっけねえ。
川島:毎日のレギュラーが始まって舞台も増えて、「これは無理やな」という状況になって。そんなときに剛さんが「飲みに行こか」と誘ってくださったんです。
中川:ほう。
川島:僕がボロボロやってことを、たぶんわかってはったと思うんですよね。剛さんにもそういう経験があったから「あのな、全部に本気を出さんでええで」と言ってくれたんです。これぞ中川剛スタイルだと思いました。
中川:(笑)。
川島:その一言で、めっちゃ気持ちが楽になりました。「全部で100点を取らんでも今は大丈夫やで」という言葉として、僕は捉えたんです。
そこからは背伸びをするのはやめて、等身大の力で無理せず頑張ろうと思いました。結果、心はすごく楽になったんですけど、1年間で6本のレギュラーが全部終わるという(笑)。
中川:言い方が悪かったかな(笑)。
川島:いえ! それがなかったら、僕はもしかしたら2002年か2003年に壊れていたかもしれないんですよ。
中川:なるほどねえ。
川島:剛さんの言葉に僕は本当に感謝しているんですよ。
中川:僕もそうやって、いろんな先輩から言われたんでね。「真面目やねん」と。我々って知らない人の前に出ていって(漫才をやって)10分間笑わせるじゃないですか。それって特殊な仕事なんですよ。だから、1つ1つ本気を出していたらおかしくなっちゃうって、ある病院の先生に言われたんです。
川島:その“処方箋”を僕にもわけてくれたんですね。
▶▶毎週土曜の55分間だけ営業する旅行会社EDC(=Eureka Drive Corporation)の社員たちが担当するPodcast番組(AuDee https://audee.jp/program/show/51977、Spotify https://open.spotify.com/show/3GD9835J75HyQCosMhHsGk)も配信中です。
次回9月30日(土)のお客様は、小沢健二さんです。
<番組概要>
番組名:SUBARU Wonderful Journey 〜土曜日のエウレカ〜
放送日時:毎週土曜 17:00〜17:55放送
出演者:川島明(麒麟)
9月16日(土)放送のお客様は、お笑いコンビ・中川家の中川剛さんです。川島にとって“師匠の1人”だと言う剛さんとの思い出を振り返り、あらためて感謝の言葉を伝えました。
中川家・中川剛さん
1970年生まれ、大阪府出身の剛さん。高校卒業後、一度就職したのち、1992年に弟の礼ニさんとNSC(吉本総合芸能学院)大阪校11期生として入学。お笑いコンビ・中川家を結成します。2001年に「M-1グランプリ」第1回大会で優勝し、初代チャンピオンに輝きます。
TOKYO FMのラジオ番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」。「あなたの心を、ここではないどこかへ」9月16日(土)放送ゲスト:中川家・中川剛さん
◆多忙の川島を救った剛の言葉
川島:私からしたら師匠みたいな存在ですよ。
中川:そんなことないって(笑)。
川島:今の僕の芸人スタイルは、剛さんの一言で決まっていますから。
中川:どんな一言?
川島:2001年、第1回の「M-1グランプリ」で中川家さんが優勝されました。僕ら(麒麟)も決勝まで進みました。
中川:当時、麒麟という名前自体知らんかったんよ。
川島:そうですよね。中川家さんは既に売れてはって、僕らはまったくの無名でいきなり「M-1」決勝に進出できて。当時の「M-1」決勝の出場者は10組で、僕らは5位に入れて。よく頑張ったということで、その日の晩にレギュラーが6本決まったんです。
だけど、あまりにも実力がないし、週に1、2回舞台の出番があるやつらが、いきなり週1しか休みがない状況になったんです。中川家さんとも一緒に収録をさせてもらって、ずっと気にかけていただいていました。
中川:そうやったっけねえ。
川島:毎日のレギュラーが始まって舞台も増えて、「これは無理やな」という状況になって。そんなときに剛さんが「飲みに行こか」と誘ってくださったんです。
中川:ほう。
川島:僕がボロボロやってことを、たぶんわかってはったと思うんですよね。剛さんにもそういう経験があったから「あのな、全部に本気を出さんでええで」と言ってくれたんです。これぞ中川剛スタイルだと思いました。
中川:(笑)。
川島:その一言で、めっちゃ気持ちが楽になりました。「全部で100点を取らんでも今は大丈夫やで」という言葉として、僕は捉えたんです。
そこからは背伸びをするのはやめて、等身大の力で無理せず頑張ろうと思いました。結果、心はすごく楽になったんですけど、1年間で6本のレギュラーが全部終わるという(笑)。
中川:言い方が悪かったかな(笑)。
川島:いえ! それがなかったら、僕はもしかしたら2002年か2003年に壊れていたかもしれないんですよ。
中川:なるほどねえ。
川島:剛さんの言葉に僕は本当に感謝しているんですよ。
中川:僕もそうやって、いろんな先輩から言われたんでね。「真面目やねん」と。我々って知らない人の前に出ていって(漫才をやって)10分間笑わせるじゃないですか。それって特殊な仕事なんですよ。だから、1つ1つ本気を出していたらおかしくなっちゃうって、ある病院の先生に言われたんです。
川島:その“処方箋”を僕にもわけてくれたんですね。
▶▶毎週土曜の55分間だけ営業する旅行会社EDC(=Eureka Drive Corporation)の社員たちが担当するPodcast番組(AuDee https://audee.jp/program/show/51977、Spotify https://open.spotify.com/show/3GD9835J75HyQCosMhHsGk)も配信中です。
次回9月30日(土)のお客様は、小沢健二さんです。
<番組概要>
番組名:SUBARU Wonderful Journey 〜土曜日のエウレカ〜
放送日時:毎週土曜 17:00〜17:55放送
出演者:川島明(麒麟)