Googleが、スマートフォン向けOS・Androidで、ロゴを「android」と小文字表記から「Android」とAを大文字表記にするなどの見た目の刷新と新機能の追加を行うことを発表しました。

A new modern look for the Android brand

https://blog.google/products/android/modern-look/



Stay productive and connected with these new Android features

https://blog.google/products/android/new-android-features-september-2023/



Do more at a glance with new productivity features for your Android devices - YouTube

◆ロゴ&ドロイドくん

「Android」のロゴは以前、aが小文字でした。



しかしGoogleロゴの横に配置したときの外観に重みを加えるため、「A」を大文字にして、書体もよりGoogleロゴに寄せたとのこと。



Androidの「顔」であるドロイドくんも、より立体的に、もっと多くの姿で登場するようになります。これにはAndroidブランドを視覚的に示すものとして、Androidそのものと同じぐらいドロイドくんがダイナミックに見えるようにしたいという意図が込められています。以下は一例、電球のように光るドロイドくん。



3Dドロイドくん。今後は新たなロゴとともに、あちこちに出没することになるようです。



◆Assistant At a Glanceウィジェット

Googleアシスタントで今後の予定や天気、フライトの最新情報などを表示するAt a Glance(日本では「スナップショット」)にAIが加わり、高精度な天気予報や動的な旅行情報、リマインダーが必要なときにホーム画面に表示されるようになります。

フライトが近づいたので、間に合うように出発するように教えてくれます。



このあと雨が降るという予報。



◆ビジュアル情報アクセス支援アプリ「Lookout」が日本語など11言語に新規対応

視覚障害者や視力の低い人が、スマートフォンのカメラを利用して周辺の情報をより簡単に取得できるようにするアプリが「Lookout」です。視覚障害者による指導を受けて構築されているとのこと。

Lookout - Assisted vision - Google Play のアプリ

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.accessibility.reveal

食品のラベルや文字の読み取りを行うことができるほか、文字入力や音声によって追加質問を行い、詳細な情報を得ることができます。今回、新たに日本語や韓国語、中国語など11の言語が利用できるようになり、対応言語総数は34となりました。



◆Googleウォレットパス・写真インポート機能

図書館の利用者カードやジムの会員証など、バーコードやQRコードを含むパスを撮影してデジタル化し、Googleウォレット内でデジタルパスとして扱えるようになる機能が追加されます。



◆Android Autoがビデオ会議ツールのZoomとWebexに対応

運転中のAndroidデバイス利用を最適化する「Android Auto」が、ビデオ会議ツール「Zoom」と「Webex」に対応し、Android Auto経由でビデオ会議に参加したり、スケジュールを確認したりできるようになります。



◆FitbitやGoogle Fitの朝のルーティーンに「睡眠統計読み上げ」追加

FitbitやGoogle Fitを使っている場合、目覚めたときに「Hello Google, good morning」と呼びかけると昨晩の入眠時間と睡眠時間を教えてくれます。