【海外発!Breaking News】砂漠で髪の毛が逆立つ現象が話題に 専門家は「今すぐ逃げて」と警告(中国)<動画あり>
【この記事の動画を見る】
話題の動画は、中国・新疆ウイグル自治区トルファン地区ピチャン県にあるクムタグ砂漠を訪れた観光客によって撮影された。クムタグ砂漠は世界で最も都市に近い砂漠と言われ、砂風呂やサンドスポーツなども楽しめる有名観光地だ。
一見すると愉快な状況だが、この現象は非常に危険な状況を示しているという。米テレビチャンネル『The Weather Channel』によると、水滴や氷の結晶、雹(ひょう)などがぶつかって静電気が発生するため、どんな雷雲も電気を帯びており、これが雷を形成するという。そして形作られた雷が自分の近くに落雷しそうになる時には、大気も帯電しており、そのせいで今回のように髪の毛が逆立つことがあるそうだ。
米ウィスコンシン州の気象・土壌モニタリングネットワーク「Wisconsin Environmental Mesonet(Wisconsin Environmental Mesonet)」のマネージャーであり、米国の雷の安全性に関する情報提供などを行う団体「National Lightning Safety Council」の気象学者であるクリス・ヴァガスキーさん(Chris Vagasky)は、アメリカにおいてこの現象は雷雨が起きやすい山岳地帯で発生することが多いと話す。
しかし今回の動画を見る限り、大気中の帯電程度は非常に大きかったようで、クリスさんは「あの場所で大気中に強い電界が発生していたのです。恐らく、あの地域で雷雨が発生していたことや、風で砂が吹き飛ばされたことが原因でしょう。砂が吹き荒れると、砂の粒子が衝突して静電気が発生するのです。動画の中で“パチパチ”という音が聞こえますが、これは空気中の帯電程度が大きいため、携帯電話からこうした音が鳴っているのです」と説明し、複合的な要因があったと推測している。
この現象が発生する10秒ほど前に、雨が降っていたことが確認されている。近くに雷雲があり、雷に打たれてしまう可能性もあったが、動画に映っていた人々は砂丘の上に4、5分滞在した後に移動し、全員が無事だったという。動画が撮影された20分後には近くで発生していた雷雨は過ぎ去り、静電気による現象もなくなっていた。
また、この地域で働くドライバーは「10年近く働いているが、こんな現象は見たことがない」と話しており、珍しい現象であったことが分かる。
この動画を見た人々からは、「スーパーサイヤ人みたいだ」「私も体験してみたい!」と興味津々の声が寄せられていたが、コメントの多くは「髪の毛が逆立つ状況になったら、走って逃げた方がいい」「今にも雷が落ちそうだ」など危険性を指摘するものだった。
画像は『South China Morning Post 2023年8月17日付Facebook「Tourists’ hair stand on end in Kumtag Desert」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)
