構想から30年…LRT・ライトラインがついに開業! 多くの人が開業を祝う!
構想から30年宇都宮市と芳賀町を結ぶLRT・ライトラインが26日、ついに開業の日を迎えました。LRTの出発を前に記念の式典などが行われ多くの人が開業を祝いました。
LRTの出発に先立ち午前10時からライトキューブ宇都宮で行われた開業式には、宇都宮市の佐藤栄一市長や芳賀町の大関一雄町長など関係者およそ650人が出席しました。路面電車の開業は富山県の万葉線以来75年ぶりで、全線で新設されたLRTは全国で初めてです。
出席者がそれぞれお祝いの言葉を述べると、続いてこのあと行われる開業記念のパレードで使うフラッグがパレード隊に手渡されました。大きなフラッグも会場に掲げられると、最後はLRTによるさらなる街の発展を祈り鏡開きが行われました。
一方、LRTの始発となる宇都宮駅東口の停留場では特別列車の発車式が行われました。
(記者:綱川)
「会場の一般観覧エリアには300人もの人が詰めかけました。このあといよいよ出発です。宇都宮市と芳賀町、未来の幕開けです。」そして、宇都宮ライトレールの中尾正俊常務の号令でいよいよ出発です。多くの人に見守られながらLRTの特別列車が街の新たな日常に向け走り出しました。
LRTは宇都宮駅東口から芳賀町の間の14.6キロを48分で結び、運行に関わる電力は再生可能エネルギーで賄います。人口の減少や高齢化が進む中で誰もが移動しやすいコンパクトな街づくりの主軸になることが期待されています。
特別列車が終点の芳賀・高根沢工業団地の停留場を目指す間、それぞれの停留場で多くの人が出迎えたほか、消防車による放水なども行われLRTの開業を祝いました。