美しき杏、ド派手な片岡愛之助の衣装にも注目! キャラクターポスタービジュアル
 - (C)2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会

写真拡大

 二階堂ふみとGACKTが主演を務める大ヒット映画の続編『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』(11月23日公開)の新キャストが発表され、杏が滋賀の貴公子・桔梗魁(ききょう・かい)役で初の男役に挑み、片岡愛之助が大阪府知事・嘉祥寺晃(かしょうじ・あきら)役を務めることが明らかになった。キャラクターポスターと特別映像も公開されている。

 前作『翔んで埼玉』(2019)は、漫画家・魔夜峰央(まやみねお)の人気漫画を原作に、埼玉県民が東京都民から虐げられている世界で惹かれあう、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂)と埼玉出身の転校生・麻実麗(GACKT)が、埼玉県人の自由を求めて戦う姿を描いたコメディー。第2弾となる本作では、2人が「日本埼玉化計画」の第2章となる、壮絶な東西対決に身を投じる。

 杏が演じる桔梗は、関西圏にも存在する、通行手形制度の撤廃を目指す「滋賀解放戦線」のリーダーで、その儚くも美しい容姿や立ち居振る舞いから、“滋賀のオスカル”と呼ばれている男性。ポスタービジュアルのコピーによると「滋賀を救うため、パリに渡り革命を学んで帰ってきた」という。

 東京都出身、フランス在住の杏は「東京出身ではありますが、心は琵琶湖にささげるつもりで演じました。滋賀県の皆様、寛大な心で是非、よろしくお願いします」と滋賀県民に呼びかけ、初挑戦となった男役について「耽美な雰囲気や麗との怪しげな距離感などは演じていてとても楽しかったです」と振り返っている。また、監督の武内英樹とは、ドラマ「デート 〜恋とはどんなものかしら〜」(2015)以来のタッグとなる。

 片岡が演じる嘉祥寺は、通行手形制度と謎の施設・甲子園を用いて関西圏を牛耳り、日本全土の大阪化を狙う府知事。「生粋の大阪人」を自負する片岡は、“関西のラスボス”として君臨する役どころに「台本を読んだときは嘉祥寺の不遜な発言にドキドキしていたんですが、いざ衣裳に袖を通し、テストをしてみるとなかなかに濃いキャラクターが出来上がったような気がしております。滋賀・和歌山・奈良の皆さまを盛大にディスらせていただきました」と予告している。

 キャストの発表に合わせて公開された、麗、百美、桔梗、嘉祥寺が登場する「キャラクター映像」では、麗と顔を寄せ合い「我々を邪魔するものは誰もいない」とただならぬ雰囲気を醸し出す桔梗や、ド派手メイクで「産地偽装やな。甲子園に放り込んどけ!」と怒号を飛ばす嘉祥寺の姿が収められており、再び描かれる耽美な世界観と“東西ディスり対決”への期待が膨らむ。杏、片岡愛之助のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)

杏/桔梗魁役

大ヒット作品続編への出演、しかも武内監督と再びご一緒できてとても嬉しいです。宿命を背負う “滋賀のオスカル”として、私は東京出身ではありますが、心は琵琶湖にささげるつもりで演じました。滋賀県の皆様、寛大な心で是非、よろしくお願いします!
演じた桔梗魁は初めての男性役。耽美な雰囲気や麗との怪しげな距離感などは演じていてとても楽しかったです。
『翔んで埼玉』と言えば独特な世界観。大阪の街並みのセットやGACKTさんと愛之助さんが並んだところは画力が強すぎて、一気に作品の中に引き込まれていきました。こんなに豪華なのに、起きていることはかなりバカバカしい。現場では何度も「これは何なんだ!」「どうかしている(褒め言葉)」と繰り返しながら撮影していました。今回は関西が中心に描かれていますが、もちろん麗と百美の関東も登場します。これは日本中を揺るがす問題作になるのではないでしょうか。ぜひお楽しみいただきたいです。

片岡愛之助/嘉祥寺晃役

生粋の大阪人なので、“大阪府知事”の役をいただいて大変恐縮でございます。本来は府民をより良い方向へと率いていく大阪府知事のはずなんですけど、嘉祥寺はガラの方があまりよろしくなくて(笑)。台本を読んだときは嘉祥寺の不遜な発言にドキドキしていたんですが、いざ衣裳に袖を通し、テストをしてみるとなかなかに濃いキャラクターが出来上がったような気がしております。滋賀・和歌山・奈良の皆さまを盛大にディスらせていただきました。
撮影中は毎日がお祭りのようで、カットがかかると武内監督の笑い声が聞こえてくる素敵な現場でした。僕自身の大阪愛を精一杯込めて、全世界を大阪にしてやるんだ! と熱い思いで演じました。役者人生の中で3本の指に入る名作になったと思います。迷作ではなく、≪名作≫です。ぜひ期待いっぱいで公開をお待ちいただきたいです。