(写真:アフロ)

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アスレチックスの藤浪晋太郎投手(29)が、シーズン途中ながらオリオールズにトレードされることが20日に明らかになった。

オリオールズはア・リーグ東地区で現在首位に立つ強豪。一方のアスレチックスは27勝81敗とア・リーグ西地区で圧倒的最下位のため、藤浪の所属チームは一気に格上げされることとなった。

投げるたびに“炎上”し、一時は防御率14点台だった藤浪も、ここ2カ月は投球が安定し、11試合連続無四球を続けている。現在は34試合に投げて5勝8敗3ホールド、防御率8.57の成績だ。

今回のトレードによって、大谷翔平(29)もまだ出場したことのないプレーオフに、今季の日本人選手で一番近い位置に立つのが藤浪となった。

シーズン後半では藤浪が大谷ばりの注目を集めることになるのだろうか。ネット上では、彼の波乱の野球半生や大谷との比較が続々と書き込まれている。

《批判に晒されることも多い藤浪ではあるけど、これほど起伏に富んだ野球人生も珍しい。甲子園のスターから順風満帆なプロ生活、そこからの大失速。まさかのメジャー挑戦は大乱調のスタート、それでも与えられた仕事をこなし信頼回復。そして最下位球団から首位球団へ電撃トレード。これほどのドラマを演じれるのも、やはり藤浪の潜在能力があってこそだろう。》

《大谷さんのようなザ・スターみたいなストイックで非の打ち所がないような華やかな選手の活躍も見ていて感動するけど、彼のようなドラマのような人生を歩む選手もいいと思います》

《藤浪投手としては、これ以上ないと言ってもいいほどの千載一遇の好機。これを掴めば、それこそアメリカンドリームって感じじゃないかな。》

《藤波は先発へのこだわりを捨てたからこそ、その存在価値を高めることができた。大谷もワールドチャンピオンを目指すならおそらく何かを捨てなくちゃいけない》

《藤浪と大谷が同じチームになるのも見たいしワールドシリーズの最終打席が大谷対藤浪でスライダーで三振するのも見てみたい》

かつて甲子園で対決した二人が、アメリカを舞台に野球ファンを沸かせている。