全長3.1mの過激な「ホンダ四駆」が存在!? めちゃ楽しそうな「本格オフロード車」日本上陸! ゴツすぎ「タロン」の正体とは?
何これ!? めちゃくちゃ楽しそう!
1948年に創業したホンダは、今年(2023年)創立75周年を迎えました。それを記念し、「Hondaウエルカムプラザ青山」(東京都港区)では、ヘリテージモデルやグローバルで展開するモデルの特別展示を実施しています(2023年7月4日から31日まで)。
普段はなかなか目にすることができないモデルが展示されているのですが、そのなかでも注目されるのがオフロード向け四輪バギーの「タロン」です。
タロンは、「サイドバイサイド」と呼ばれる横に2人が乗車できるカテゴリのオフロードスポーツバギーで、米国で2019年に登場。2シーターと4シーターがラインナップされ、悪路を走破することができます。
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今回展示されているのは2シーターモデルの「タロン 1000X」。
ボディサイズは全長3141mm×全幅1625mm×全高1915mm。ホンダの人気軽自動車である「N-BOX」の全長3395mm×全幅1475mm×全高1790mmと比べると、全長は−254mm、全幅は+150mm、全高は+125mmとなり、全長以外は軽自動車よりも大きいサイズです。
外観は、頑丈そうなボディにむき出しのサスペンションとオフロードタイヤが四隅に踏ん張るように装着され、悪路での走破性の高さがうかがえます。
また、ワンピースフレームを採用し、もっとも負荷がかかった状態でもジオメトリーを維持し、優れたコントロール性を実現するといいます。
車内は、乗用車と同様に、丸形ハンドルとシフトレバーを装備。ホールド性に優れたシートも備わるほか、助手席前にはグリップが装着されており、悪路走行時でも姿勢を保つことが可能です。
パワーユニットは、パフォーマンスチューンされた999ccの水冷4ストローク並列2気筒エンジンを搭載。これにDCTが組み合わされ、「ドライブ」と「スポーツ」のふたつのオートマチックモードと、パドルシフトによるマニュアルモードも備えました。
駆動方式は、I-4WDを搭載。4輪駆動時は前輪のスリップ量を管理し、2輪駆動時は制動に最も効果的な制動力を車輪に分配します。
さらに、ヒルスタートアシストを装備。上り坂で停車したときに車両を一時的にその場に保持し、楽に走行を再開できるシステムも取り入れられました。
米国での販売価格は2万2499ドルから、日本円で約325万円です。
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ホンダの特別展示では、北米などで展開されるピックアップトラックの「リッジライン」やアキュラのセダン「TLX」、欧州仕様の「e:Ny1」、中国専売の「UR-V」といった海外モデルのほか、「ホンダA型」や「T360」「スーパーカブ」など、ホンダの歴史を象徴するさまざまなモデルが展示されています。