ヨーロッパで人気の行先は“スイス”だとか。

国内、海外ともに旅行需要増 混雑する日は

 阪急交通社は2023年7月3日、今年の夏休みの旅行動向について発表しました。


2023年夏は旅行の需要が高まっている(画像:写真AC/乗りものニュース編集部)。

 2023年夏休み、特にお盆は、11日(金)が「山の日」で祝日のため、14、15日が盆休という人には5連休となります。しかしながら、同社の旅行商品における出発日のピークは、この期間ではないようです。

 海外旅行の出発日ピークは、最も多いのが8月16日(水)、次いで7月27日(木)、8月23日(水)という結果に。国内旅行は、多い順に7月23日(日)、8月3日(木)、8月5日(土)だそうです。

 阪急交通社によると、ホテルや航空券の代金が高いお盆期間中を避けて休みを分散する傾向があるとのこと。全体的に代金が例年より上昇しているといいます。特に国内は、お盆休みを避けた前半に人気が集中しているとのこと。

 トリップアドバイザーが5月にまとめた意識調査によると、この夏に旅行を計画していると答えた日本人旅行者は65%を占め、昨年同時期(24%)や2023年春(49%)と比べて大幅に上昇しているそうです。また、海外旅行を検討する人も増え、夏の旅行の出費についても「2022年よりとても多い」「2022年より少し多い」と答えた人が合計で57%に上っています。

 ちなみに、阪急交通社の予約人数をもとにした人気の旅行先は、海外が1位「台湾」、2位「ヨーロッパ」、3位「韓国」で、ヨーロッパのなかではスイスは1位だそう。また外国船による日本発着クルーズも、コロナ前の2019年より2.2倍増えているそうです。

 国内においては、1位「近畿」、2位「北陸・甲信越」、3位「東北」で、4年ぶりの開催も多い夏祭りや花火鑑賞ツアーが伸びているといいます。また、「飛鳥II」や「にっぽん丸」といった邦船の国内クルーズも、コロナ前の1.4倍だそうです。