本拠地ホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で先発出場したエンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

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ホワイトソックス地元放送局が29号本塁打映像を投稿

 米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地ホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で先発出場し、9回の第5打席で中越えへ2試合ぶり29号2ランを放った。2021年6月に自身が記録した13本を更新する月間14発で、球団の月間最多記録となった。これで年間56発ペースに到達。3年連続30本に王手をかけたが、敵地放送局のツイッターは清々しいほどの大谷人気便乗に乗り出した。

 大谷の本塁打からほどなく、ホワイトソックスの試合を中継する米イリノイ州地元局「NBCスポーツ・シカゴ」のホワイトソックス専門ツイッターが1本の動画を投稿した。それは、対戦相手である大谷が29号2ランを放った動画。通常は贔屓である地元ホワイトソックス選手の活躍を伝えるはずの放送局がなぜ。理由は明白。「再生回数稼げるからショウヘイ・オオタニの本塁打を投稿する。このシリーズ4本目」とぶっちゃけた。大谷人気に便乗した“再生回数稼ぎ”だった。

 27日(同28日)に大谷がリアル二刀流で2本塁打&7回途中1失点で7勝目を挙げた際には、大谷に2本目を被弾すると「もうね……ただ楽しみますよ」とファン目線になり、敗れた試合結果を伝える投稿では大谷の写真を使い、「10奪三振2本塁打だったら試合結果の画像に値する」と投稿。本来は対戦相手である敵地放送局の“中の人”まですっかりと魅了しているようだ。

(THE ANSWER編集部)