山で発見された遺体、俳優ジュリアン・サンズのものだと判明 65歳

　カリフォルニア州・サンバーナーディーノ郡の保安局が現地時間27日、先日ボールディ山で発見された遺体は、今年1月から行方不明になっていたイギリス人俳優ジュリアン・サンズさん（65）のものだと確認されたと発表した。

　遺体は24日朝、ハイキング中の一般人が発見。通報を受けた保安局などが現場に急行して遺体を確認、検視局に搬送して身元の特定を行っていた。死因についてはまだ調査中で、検査結果待ちとなる。

　映画『眺めのいい部屋』（1986）やドラマ「24 TWENTY FOUR」シーズン5（2006）などへの出演で知られるジュリアンさんはハイカーとして経験豊富だったが、今年1月に雪深いボールディ山にハイキングに出て以来、行方不明に。暖かい気候になってからも山の急斜面や渓谷には10数フィートの雪と氷が残っており、1月からヘリコプターやドローンも投入して計8回行われた捜索の成果は出ていなかった。

　出演映画には、『キリング・フィールド』（1984）、『ワーロック』（1989）、『オペラ座の怪人』（1998）、『メダリオン』（2003）、『オーシャンズ13』（2007）、『ドラゴン・タトゥーの女』（2011）、『アガサ・クリスティー　ねじれた家』（2017）、『異端の鳥』（2019）などもある。（編集部・市川遥）