2018年のドバイSCを制したホークビル(撮影:高橋正和)

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 14日、川崎競馬場の2R・ホタル特別(2歳、ダ1400m)で、山崎誠士騎手騎乗の4番人気ホークマン(牡2、川崎・山崎裕也厩舎)が1着。これにより、同馬の父ホークビルは産駒の初勝利となった。

 ホークビルは父Kitten's Joy、母Trensa、母の父Giant's Causewayという血統の米国産馬。現役時代はイギリスの名伯楽C.アップルビー師が管理し、欧州を中心に出走した。

 2015年4月にニューベリー競馬場でデビュー。3戦目に初勝利を挙げると、翌年7月のエクリプスSまで破竹の6連勝でG1初制覇を飾った。その後も欧州中距離路線の中心として活躍。18年3月のドバイSCでは、日本のレイデオロらを相手に3馬身差の圧勝で2つ目のG1タイトルを獲得した。

 18年9月にカナダのウッドバイン競馬場で行われたノーザンダンサーターフSを最後に引退。現役時代はキャリア全24戦で6カ国を渡り歩き、C.アップルビー師からは「ゴドルフィンの大使」と呼ばれた。通算成績は24戦10勝(うち重賞6勝)。

 引退後はゴドルフィンのイギリス拠点であるダルハムホールスタッドで種牡馬入り。20年からは日本のダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスで供用されている。