自衛隊は護衛艦と哨戒機で監視し続けています。

呉が母港の「とね」が対応

 防衛省は、中国海軍シュパン級測量艦1隻が2023年6月8日(木)午前10時頃、屋久島(鹿児島県)南西の我が国領海に入域したと発表しました。

 それに先立つこと2時間半ほど前の同日午前7時30分ごろ、海上自衛隊が当該測量艦の存在を屋久島南東の接続水域付近で確認しており、その動向を注視していたとのこと。
 
 その後、同日午後1時頃、当該測量艦は口永良部島(鹿児島県)西側の我が国領海から出域し、西進していったそうです。


警戒監視と情報収集にあたった護衛艦「とね」(画像:海上自衛隊)。

 今回の中国軍艦の動向に対し海上自衛隊は、広島県の呉を母港とし、第12護衛隊に所属する護衛艦「とね」と、鹿児島県の鹿屋航空基地に所属する第1航空群のP-1哨戒機で、警戒監視や情報収集を行ったとしています。

 なお、中国海軍による領海への入域は、今年2月以来11度目とのことです。