「撃ち納めだ!」チェコのMi-24「ハインド」攻撃ヘリ最後の実射 間もなくAH-1Zと入れ替え
半世紀にわたった旧ソ連製攻撃ヘリの運用、もうすぐ終わり。
2023年中に運用終了、退役へ
チェコ陸軍は2023年6月6日、装備するMi-24攻撃ヘリコプターの最後の実弾射撃訓練を行ったと発表しました。
射撃は同国南東部にある街オンドジェヨフの郊外に広がる訓練場で実施したそうで、機首に装備した12.7mm機銃や、左右の翼下に吊り下げたS-8ロケットランチャーなどを射撃しています。
2023年6月6日、最後の実射訓練を行った際のMi-24V「ハインド」攻撃ヘリコプター(画像:チェコ国防省)。
チェコは東西冷戦時代の1970年代後半に旧ソ連からMi-24Dを導入したのを皮切りに、2023年現在、Mi-24Vを約10機運用しています。使用期間は約45年にもなるそうですが、今年(2023)年アメリカ製のAH-1Z「ヴァイパー」が届き次第、それと交代して退役する予定です。
それを見越してこのたび、最後の実射訓練が行われとのこと。すでにチェコ向けのAH-1Z「ヴァイパー」はアメリカで受領済みで、船便で同国に届くのも間もなくだといわれています。