中止じゃなくて延期!

ウクライナ侵攻の影響大か!?

 ロシアで奇数年の夏に開催されている航空ショー「MAKS」が延期になる可能性が高いようです。国営メディアのタス通信によると、MAKS組織委員会の関係者が2023年5月24日、「MAKSは今年に開催せず、2024年に延期される予定である」と伝えたそうです。


「MAKS-2021」で展示飛行をするアクロチーム「ルースキエ・ヴィーチャズィ」(画像:ロシア産業通商省)。

「MAKS-2023」は本来2023年7月25〜30日までモスクワ郊外のジュコフスキー市で行われる予定でした。なお、主催側であるロシア産業通商省や、国営防衛企業であるロステックからの正式なアナウンスはまだないようです。

 ロシア本国のメディアによると、関係者はあくまで、中止ではなく延期であることを強調している、と報じています。

 今回の中止に関しては、2022年2月から続くウクライナ侵攻による影響があるかと思われます。2023年5月9日に行われた対独戦戦勝パレードでは、航空機の飛行はなく、戦車も旧式T-34が1両だったことで、様々な憶測を呼びました。