強い、強すぎる「飛鳥ナンバー」! 図柄入りナンバー普及率ダントツ 国交省「表彰します!」
“キャラもの”よりもデザインの勝利?
図柄入りナンバープレートの普及に貢献している自治体を表彰へ
国土交通省が2023年5月30日(火)本省にて、自動車の「地方版図柄入りナンバープレート」の普及に貢献している自治体の表彰を行います。
飛鳥ナンバーの図柄(画像:国土交通省)。
「地方版図柄入りナンバープレート」は2018年に第1弾として全国41地域で、2020年に第2弾として17地域で開始。その普及率(交付枚数ではない)の高い10地域(34地方公共団体)に対し、自動車局長が初めて表彰を行います。国交省は、「地方版図柄入りナンバープレート」の普及促進により、「日本の各地域の特徴が鮮明となり、我が国の観光資源等のPRに繋がることが見込まれます」としています。
表彰される地域(地方公共団体)は、第1弾地域と第2弾地域から、それぞれ次の5地域ずつです。
第1弾地域は1位から、「富士山(山梨)」4.04%、「熊本」2.81%、「福山」2.61%、「富士山(静岡)」2.57%、「奈良」2.08%の順。富士山ナンバー2地域と奈良ナンバーは、それぞれゆかりの風景をメインとしたデザインですが、熊本ナンバーは「くまモン」、福山ナンバーは「カープ坊や」を使った“キャラもの”で高い人気を誇っています。
一方、第2段地域は1位から、「飛鳥」6.29%、「出雲」3.91%、「松戸」3.85%、「弘前」3.74%、「江東」2.93%という結果で、第一弾地域と比べるとかなり高水準になっています。
なかでも、奈良県橿原市はじめ5市町村で構成される飛鳥は、自動車保有台数こそ少ないものの、普及率のうえでは圧倒的。図柄はキトラ古墳に描かれた朱雀を大胆にデザインしたものです。交付開始当初は松戸ナンバーと人気を競っていましたが、ヤマタノオロチを大胆にデザインした出雲ナンバーが追い上げてきたようです。
ちなみに、図柄入りナンバーの料金は地域によって異なり、寄付金1000円の有無によってモノトーンかカラーかを選べます。寄付金は地域振興や安全対策などに役立てられています。