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 39歳となったいまもなお、現役選手としてのキャリア続行を希望するアンドレス・イニエスタは、十分な出場機会を得られなかったという理由で、日本のヴィッセル神戸を退団することが明らかとなった。

 本来の契約は2024年1月までとなっていたものの、2010年にワールドカップ優勝を果たした点取り屋は、事実上すでに役割を失った状況に陥っており、その結果で今回の涙の退団発表へと至っている。

 「ひとまずここでの時間を終え、それからどのような機会があるのかをみてみたい」と語った元スペイン代表は、「僕としてはまだプレーをしたい。でもそれをここで果たすことは困難のため、別の場所へと探しにいきたいと思う」とコメント。神戸からの退団は「自分のキャリアの中で最も難しい決断の1つ」であり、「でも物事は思うように運ばなかった」と言葉を続けている。

 FCバルセロナで600試合以上に出場し、最高年収3000万ユーロまでも得ていた同選手は、2018年にヴィッセル神戸へと移籍。そんなイニエスタの今回迎えた終焉に際する最大のイベントは、6月6日に東京で行われるFCバルセロナとの新全試合ということになるだろう。なおヴィッセル神戸での最後の試合は7月1日に開催されるJリーグ、コンサドーレ札幌戦となる。

入団から5年間。
クラブに多大なる貢献をしてくれたキャプテンに心からの感謝を!

For five years since joining, we express our heartfelt gratitude to @andresiniesta8 , who has made significant contributions to #visselkobe !#IniestaKobeForever
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- ヴィッセル神戸 (@visselkobe) May 25, 2023