納得の結果!? 2023年の「ブルーリボン賞」車両 ハイブリッドで最速120km/h 鉄道友の会
間もなく全車両を置き換えますね。
JR東海HC85系
「ブルーリボン賞」(画像:鉄道友の会)。
鉄道友の会は2023年5月25日(木)、今年度の「ブルーリボン賞」を決定しました。同会は毎年1回、前年に営業運転を開始した新造および改造車両の中から、選考委員会が選んだ候補車両に対して会員の投票結果をもとに最優秀車両を選定し、ブルーリボン賞を授与しています。
選定されたのはJR東海のHC85系です。この車両は、高山本線の特急「ひだ」および紀勢本線の特急「南紀」で使われてきたキハ85系ディーゼルカーの置き換え用として、2022年7月にデビュー。発電装置と蓄電池のハイブリッドシステム車両として、国内最高速の120km/hを実現しています。
エンジンは1両あたり1台と、キハ85系の半分に。燃費の向上、環境負荷の軽減、車両内外の騒音の低減に寄与しています。また、振動・騒音を大幅に抑えて客室環境を改善しています。
「ナノミュージアム」と名付けられた車内のスペースには、沿線の伝統工芸品などが展示されています。車いすスペースや多機能トイレなど、バリアフリーやユニバーサルデザインが取り入れられているほか、全席へのコンセント設置、車内Wi-Fiサービス、大型荷物対応荷物スペースなど、現代の旅を支える設備も充実しています。
HC85系は、鉄道友の会会員の投票で、最多の支持を獲得しました。