日本ハム・田中正義【写真:矢口亨】

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中継で1万3529票、抑えで4946票の計18475票

 日本野球機構は23日「マイナビオールスターゲーム2023」のファン投票中間発表を行った。ソフトバンクから日本ハムに移籍した田中正義投手が「中継投手」「抑え投手」の2部門で票を集める珍事が起きている。今季の球宴は7月19日にバンテリンドーム、20日にマツダスタジアムで行われる。

 田中正は中継投手部門でパ・リーグ4位の1万3529票、抑えで同5位の4946票の票を集めている。合計すれば18475票が田中正に投じられていることになり、これは抑え部門トップの松井裕樹投手(楽天)の1万8492票にわずか17票差まで迫る。

 今季、近藤健介外野手のFA移籍に伴う人的補償として日本ハム入りした田中正は、150キロを優に超える剛球を武器に17試合で1勝1敗6ホールド、6セーブを記録中。シーズン途中で抑えに配置転換となったために、このような事象が起きているとみられる。

 かつてドラフト会議で5球団が1位競合した逸材は、7年目でようやくプロ初勝利。涙のお立ち台でも話題となった。球宴という晴れ舞台にたどり着くことはできるだろうか。(Full-Count編集部)