今冬復活のホンダ新「オデッセイ」は「風格」向上!? 「ダーク強め」で落ち着き感出た？新タイプ「ブラックエディション」の違いとは

2023年4月24日 10時10分

2年ぶり復活の「オデッセイ」デザインに「落ち着き」出た？

　ホンダは2023年4月7日、同年の冬に最上級ミニバン「オデッセイ」を再導入し発売すると発表しました。
　
　約2年ぶりに復活するオデッセイですが、新モデルではエクステリアに小変更が加えられるとともに、より風格と落ち着きをもたらす仕様が追加されるようです。

　オデッセイは1994年に登場以来、ミニバンブームの火付け役として人気モデルとなりました。

　現行型の5代目は2013年11月に登場。従来モデルにはなかった両側スライドドアを国内向けモデルとして初採用し、堂々としたスタイリングや上質な内装を採用するなど、歴代モデルと比べ、上級志向のミニバンとなりました。

　のちに2モーターハイブリッドモデル「e：HEV」車が追加されたほか、2020年11月には大幅な刷新を実施。

　フロントフェイスを変更したほか、先進運転支援「ホンダセンシング」も後方誤発進抑制機能を搭載するなど、安全性能も向上させました。

　そんななか、改良からわずか1年ほどの2021年末になると製造工場である狭山工場の閉鎖を理由に生産を終了。多くのユーザーから惜しむ声が聞かれつつも、国内での販売は終了しました。

　今回は、多くのユーザーからオデッセイ復活を求める声が多くあったことから約2年ぶりの復活を決めたといい、中国生産の新モデルが導入されることとなりました。

　再投入される新オデッセイは2020年の改良モデルをベースとしており、厚みのあるフードと押し出し感のある大型グリルを装着している点は同一です。

　先行公開された画像によると、左右のヘッドライト間にあるガーニッシュが少し細くなったことで落ち着きが生まれ、フロントグリル内部の横バーも4本から5本へと増えています。

　リアビューも印象が異なっており、従来モデルではテールランプの赤色が目立っていたのに対し、新モデルではスモークタイプのレンズを採用。

　テールランプはリアビューの大きい面積を占めていますが、スモークタイプを装備することで、リアビューに落ち着きと風格が生まれ、全体的にブラックで統一されることですっきりとした印象を持つデザインとなりました。

　さらに、各部にブラック加飾を施した新タイプ「BLACK EDITION」をラインナップすることが公表されており、専用エクステリアとインテリアが与えられることも明らかになっています。

　先行公開画像では、従来モデルのフロントグリルとロアグリルの下部に施されているメッキ加飾がブラックアウトされています。

　ボディサイドでは、ドアミラーカバーが光沢のあるブラックのものが装備されているほか、サイドドアハンドルも黒に統一、前後ドアの下部にあるメッキ加飾もブラックとなり、精悍さを強調したスタイリングとなりました。

　リアは、先述の通り全車スモークタイプのテールランプを装備しますが、左右のテールランプをつなぐ加飾もブラックアウトされており、「ODYSSEY」「ABSOLUTE」のエンブレムもブラックのものが装備されています。

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　その他、新オデッセイでは機能装備も見直しを実施。

　ホンダセンシングには、新たに近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビーム、急アクセル抑制機能（オプション）が追加され、安全性能が向上しています。

　5代目オデッセイの特徴ともいえるプレミアムなセカンドシート「プレミアムクレードルシート」には改良が加えられ、パワーシート化やセンターテーブルを装備することが明らかになっています。

　詳細なスペックや価格などは現在公表されていませんが、2023年冬の発売時期が近づくにつれて明らかにされると見られます。