スマホカーナビ“最大の弱点”ついに克服? GPS受信できない場所でも位置情報“精度99%”に!
え、これは全部スマホでええやんってやつやね!
GPS受信できない場所でも位置情報正確に
ナビタイムジャパンは2023年4月20日、カーナビアプリ「カーナビタイム」にて、トンネル内での正確な自車位置測位が可能になったと発表しました。
スマホナビはGPSが受信できない場所で自車位置が不正確になるのが弱点。写真はイメージ(画像:写真AC)。
スマホなどのカーナビはGPSの位置情報に依存するため、トンネルなどGPSが受信できない場所で自車位置が不正確になることが弱点でした。それを今回、ナビタイムはクルマの頭脳ともいえる「OBD2」に接続することで克服しています。
OBD2(On Board Diagnostics Ver.2)とは、車両に搭載された故障診断装置で、エンジン回転数など車両に関する様々なデータを取得できるもの。OBD2アダプターなどの出力機器を使ってBluetoothでスマートフォンと接続して車両情報を取得するそうです。
これにより、トンネル内や高い建物に囲まれた場所などでGPSを受信できない場合に、OBD2の車速情報を取得し、正確な自車位置の表示が可能に。たとえば全長18.2kmの首都高「山手トンネル」走行時の自車位置精度は約99%だそうです。
さらに、OBD2からエンジン回転数やエンジン負荷率などの車両情報をアプリ画面上でモニタリング可能になるとのこと。車両情報のモニタリングは、スポーツカーのユーザーから要望をもらっていたそうです。
この機能は、Bluetooth 4.0以降に対応したスマートフォンとOBD2アダプターが必要(Wi-Fi接続は非対応)であるほか、プレミアムプラスコースおよび住宅地図プラスコース会員の方が使えるものだそうです。なお、Apple CarPlay、Android Auto利用中は非対応だといいます。