新しい戦闘機は2024年に引き渡される予定だとか。

すでに運用は2022年秋に終了済み

 スロバキアのナジ国防大臣は2023年4月17日、同国空軍が保有していたMiG-29戦闘機13機をウクライナ空軍に引き渡したことを自身の公式ツイッターで発表しました。
 
 ナジ国防大臣は、やはり自身の公式ツイッターで、3月23日に最初の供与分となる4機のMiG-29をウクライナに引き渡したことを明らかにしており、それから3週間ほどで13機すべてを移管したことになります。


かつて現役だったころのスロバキア空軍のMiG-29戦闘機(画像:スロバキア空軍)。

 すでにスロバキアはMiG-29に関して、維持整備コストの高騰やロシア人技術者の出国によりメンテナンスが難しくなっていることなどを理由に2022年9月1日で運用を終了しています。以後、同国の領空防衛は国境を接するポーランドのF-16戦闘機と、チェコの「グリペン」戦闘機が担っており、この状況はスロバキア空軍に新型のF-16戦闘機が配備される2024年まで続くとのことです。
 
 なお、ポーランドも自国が保有するMiG-29戦闘機をウクライナに送る手はずを整えており、ウクライナには戦車だけでなく戦闘機についても続々と集められている状況といえそうです。