目黒通りが川崎へ「等々力大橋」巨大橋脚が出現中 「橋空白地帯」多摩川に念願の架橋
2025年度の完成をめざして工事中です。
2025年度の完成めざす
等々力大橋の完成イメージ(画像:東京都)。
東京都世田谷区に、多摩川を渡る新たな橋梁「等々力大橋(仮称)」の建設が進んでいます。完成は2025年度の予定です。
この橋が架かるのは、有料道路・第三京浜の約1km東側。目黒通りの延長線となる形です。一般道路としては、二子橋と丸子橋のちょうど中間部分です。両者は5kmも離れているため、ボトルネックとなって慢性的な渋滞ポイントとなっていますが、混雑分散に期待がかかります。
目黒通りが川崎市内に入ったあとは、西下橋交差点から都市計画道路「宮内新横浜線」に接続。そこから子母口まで4車線道路が開通済みです。
名前のとおり最終的には新横浜駅へ直結する計画で、全通すれば都心〜新横浜が4車線道路で直結されることとなります。子母口から先は、蟹ヶ谷周辺の未事業化区間を挟み、高田駅〜新横浜駅が4車線開通済みです。
さて多摩川の現場では、川崎側の橋台と橋脚が2022年夏に完成。東京側の橋脚も、約半分ほどの高さまでコンクリートが打ちあがっています。このあと河道内にもう1本橋脚を立てて、橋桁部分の工事へ移行します。橋の長さは約390m、鋼製の箱桁を主塔からケーブルで支える形式です。
まずは東京側で堤防脇の「多摩堤通り」を、川崎側で「多摩沿線道路」をそれぞれかさ上げし、等々力大橋に平面接続する形で先行開通。用地取得の進捗に応じて、その先の西下橋方面へ伸ばしていくとしています。