トヨタ「パッソ」生産終了へ “プチトヨタ”なコンパクト19年の歴史に幕 「ピクシスジョイ」も
もうトヨタじゃ作ってなかった“プチトヨタ”でした。
「パッソ」「ピクシスジョイ」生産終了
トヨタは2023年4月10日、コンパクトカー「パッソ」ならびに軽自動車「ピクシスジョイ」の生産を終了すると発表しました。
生産終了するパッソ(画像:トヨタ)。
パッソは2004年、当時のトヨタで最小クラスの乗用車としてデビュー。トヨタとダイハツが共同開発し、生産をダイハツへ委託する形で誕生しました。現行モデルである3代目(2016年〜)は、ダイハツ「ブーン」のOEM車となっています。発売から6年が経過しているとはいえ、2022年の車種別販売台数ランキングでは19位(3万2990台)に入るなど、ライバルひしめくコンパクトカーのなかで一定の売上を確保していました。
「ピクシスジョイ」もまた、ダイハツの軽自動車「キャスト」のOEMモデルです。2020年にはキャストの“アクティバ”“スポーツ”モデルが生産終了となり、レトロ調のキャスト“スタイル”をベースとする「F」グレードのみとなっていました。
ピクシスジョイは2023年6月上旬、パッソは9月下旬の生産終了が予定されています。トヨタは詳細について販売店に尋ねてほしいとしています。