Excelの超便利コピーワザ! 非表示の行や列の無駄なコピーはしない賢い方法

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Excelで大きな表を作成している際は、とりあえず今は必要ない行や列は非表示にしておくことはよくある。また、備考や作成中の注意書きなどを記入した行や列を非表示にしておくといったこともある。

こうした表を別シートにコピーする際、非表示にしているセル部分はコピーしたくない。こういった場合も多々ある。

そんな時、いちいちコピー先で行や列を削除したりしなくて済む、そんな便利コピーワザがあるので紹介しよう。


●[alt]+[;]キーで表示されている部分だけコピーする
やり方はとても簡単だ。
範囲指定をした後、[alt]+[;]キーを押すだけ。

では実際に見ていこう。

下の表をコピーしてみる。
この表はB〜G列が非表示となっているため、A列の右側がH列となっている。




コピーする範囲を指定する。




[ホーム]タブの[コピー]をクリックすると、コピー範囲が点線で囲まれる。




コピー先を表示し、[ホーム]タブの[貼り付け]−[元の列幅を保持]をクリック。




表がコピーされた。
コピー元と同様、A列の隣がH列となっており、非表示状態であることが分かる。




では次に[alt]+[;]キーを利用してコピーをしてみよう。

範囲を選択した後、[alt]+[;]キーを押すと、非表示部分に薄くラインが表示される。この状態で[ホーム]タブの[コピー]をクリックする。




コピー範囲が点線で囲まれるが、非表示部分にも点線が表示されている。




コピー先で[元の列幅を保持]で貼り付けを実行する。
A列の隣がB列となっており、非表示となっていた列を除いてコピーが実行されたことが分かる。




範囲指定したら[alt]+[;]キー。
これだけで必要ない行や列を省いたままコピーが実行できる。
とても簡単な方法なので、ぜひ覚えて活用しよう。