さすが「超巨大怪鳥」!

155tの貨物を搭載

 2022年2月、ロシアによるウクライナ侵攻によって破壊された「世界最大の飛行機」こと、An-225「ムリヤ」。同機を運航していたアントノフ航空の公式SNSアカウントが1989年3月22日に、同型機が一度のフライトで110の世界記録を打ち立てたことを紹介しています。



 An-225「ムリヤ」の最大離陸重量は“世界最大”となる640tで、全長は84m、全幅は88.74m。当初、ソ連版スペースシャトル「ブラン」を胴体の上に積んで空輸する目的で開発されたもので、紆余曲折を経て、破壊される直前までアントノフ航空で貨物機として運用され、その巨体が生かされてきました。なお、完成機は、ロシアにより破壊された1機のみとなっています。

 先述の世界記録ラッシュとなったフライトは、3時間45分かけ実施。およそ155tの貨物を搭載した状態で、815.09km/hの飛行速度、ならびに1万2430mの飛行高度を記録したとのことです。

【映像】広ッ!多ッ!「An-225」操縦席の様子も規格外だった(45秒)