F-22やF-35と同レベル!? トルコ初の国産ステルス戦闘機「TFX」タキシング試験開始
初飛行は2023年中の予定。
トルコ初の第5世代戦闘機になるか?
トルコ国防産業庁のイスマイル・デミル長官は2023年3月23日、自身の公式ツイッターにおいて、同国が独自に開発した戦闘機「TFX」が、初のタキシングテスト(滑走試験)に成功したことを明らかにしました。
格納庫から滑走路上に出たトルコ国産戦闘機TFXの試作機(イスマイル・デミル国防産業庁長官のTwitter〈@IsmailDemirSSB〉より引用)。
TFXは、TAI(トルコ航空宇宙産業)が中心となって開発中のジェット機で、TAIではアメリカ製のF-22「ラプター」やF-35「ライトニングII」、ロシアのT-50(のちにSu-57に改称)などと同じ、いわゆる第5世代戦闘機に分類しています。
機体サイズは全長21m(69フィート)、翼幅14m(46フィート)、全高6m(20フィート)。出力2万9000ポンドのジェットエンジンを2基搭載し、最高速度はマッハ1.8(高度約1万2000m)、実用上昇限度は約1万8400mを計画しているそうです。
今回のタキシングテスト成功に伴い、イスマイル・デミル長官は「エンジニアの皆さん、おつかれさまでした。これは私たちの誇りです」とツイッターに記しています。
なお、TAIでは2023年中のTFX初飛行を目指してプロジェクトを進めています。