新幹線による通勤・通学も定着。

開業から半年間で119万4000人が利用

 JR九州は、2023年3月23日(木)、開業から6か月を迎えた西九州新幹線(武雄温泉〜長崎)の利用状況を発表しました。


西九州新幹線の車両(乗りものニュース編集部撮影)。

 西九州新幹線は2022年9月、武雄温泉〜長崎間の約66キロが先行開業。フル規格で整備されており、武雄温泉駅で博多方面〜武雄温泉間を運行する在来線特急と同一ホームで乗り換える「対面乗換方式」で運行されています。

 開業から2023年3月22日までの間、武雄温泉〜長崎間は119万4000人(1日平均6600人)が利用したといいます。この数字は対前年度比で190%、新幹線開業前かつコロナ禍前である2018年度と比較すると101%で、旅行者数の単純増加が見られる結果となりました。

また、西九州新幹線を利用可能な通勤・通学定期「新幹線エクセルパス」の利用者は、2月末時点で318人です。このうち、最も利用者が多い区間は諫早〜長崎の140人で、次いで武雄温泉〜長崎の55人、新大村〜長崎の51人となっています。