黒崎・八幡の渋滞区間を丸ごとバイパスします。

黒崎・八幡の渋滞区間を丸ごとバイパス


JR鹿児島本線をまたぐ春の町ランプ(画像:国土交通省)。

 北九州市内で整備中の国道3号バイパス「黒崎バイパス」が2023年3月18日(土)、陣原〜春の町間で東西間の全通を迎えました。

 黒崎バイパスは混雑の激しい黒崎駅・八幡駅付近の国道3号を、JR鹿児島本線の線路北側へバイパスする道路です。1991(平成3)年に事業化し長い工事期間を経ての開通となりました。

 これまでは東側で北九州高速へ直結するだけで国道3号とはつながっていませんでしたが、今回八幡駅東側でJRをまたぐ「春の町ランプ」が開通したことで、いよいよバイパス機能が完成します。さらに西側の「陣原ランプ」も4車線完成しています。

 土曜夕方の開通後、さっそく乗ってみたという感想がSNS上を賑わせていました。「無料で快適でロス無くて高揚感までくれる」といった喜びの声も。

 西側の陣原ランプは意見が分かれています。東側からバイパスが降りてきて現道へ合流する手前に信号機が新設されましたが、現道の利用者からは「信号が増えて渋滞もひどくなった」、バイパスの利用者からは「ここに信号があることで安心して合流ができる」という声が見られます。

 黒崎バイパスはさらに、直方方面へ南下する国道200号へ直結する「黒崎西ランプ」が工事中です。完成すれば、現在の国道3号の交通量の多くがバイパスへ移行することが期待されます。