ニューアルバム『ROUND & ROUND』を2月22日に発売したTHE RAMPAGE

デビュー前に撮影したビジュアルをオマージュすることで“原点回帰”を表現するなど、非常にメッセージ性の強い作品に仕上がっている。さらに豪華版のBlu-ray、DVDには、昨年8か月に渡って行われたツアー「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2022 “RAY OF LIGHT”」のライブの模様、通常盤のBlu-ray、DVDにはアルバムリード曲『NO GRAVITY』を含むミュージックビデオ5曲、さらにはデビュー5周年イヤーとなった2022年1年間に密着した新作ドキュメンタリー映像も収録とファンにはたまらない内容になっている。そんな宝物のようなアルバムについて、メンバーである陣、山本彰吾、吉野北人、武知海青が熱い思いを語った。




――ニューアルバム『ROUND & ROUND』が発売されました。とてもバラエティに富んだ楽曲にワクワクしますが、出来上がった作品への率直な思いをお聞かせください。


陣:僕らのデビュー曲『Lightning』から一貫している「自分たちで何かを作っていく」だったり「未来を想像していく」というメッセージが、アルバムの表題曲である『NO GRAVITY』もそうなのですが、今回のアルバムには、より色濃く込められているなと感じています。昨年デビュー5周年を迎えましたが、THE RAMPAGEとして唯一無二の存在になっていくというグループとしての強いメッセージが伝わればいいなと思っています。


吉野:今回のアルバムは、応援ソングがあったり、爽やかな楽曲があったり、EDM調の曲があったりと、結構ふり幅がすごいんです。でもしっかりTHE RAMPAGE色は残されている1枚になっていると思います。今回原点回帰というメッセージがありましたが、ここからまた新しいTHE RAMPAGEの始まりというか、さらに高みを目指していきたいという思いが込められたアルバムなので、次へとつながる作品だと思っています。






武知:今回のアルバムに収録されているほとんどの曲がタイアップソングとして起用されているので「あ、この曲ってTHE RAMPAGEが歌っているんだ」と思う方もたくさんいるのかなと思うんです。北人さんが言っていたように、本当に様々なジャンルでの楽曲があります。例えばスポーツが好きな方は、「2022世界バレー」TBS公式テーマソング『ツナゲキズナ』で、映画が好きな方は『HiGH&LOW THE WORST X』の主題歌『THE POWER』、『犯罪都市 THE ROUNDUP』日本版主題歌の『ROUND UP feat. MIYAVI』で僕らを知っていただいたのかもしれないので、そんな方々に「こんな曲もあるんだ」と思っていただける1枚になっています。


山本:このアルバムでライブができるぐらいのものになっていると思います。無重力なすっきりした曲から、熱い楽曲まで、僕らのこれまでがギュッと濃縮されたアルバムでありつつ、これからのTHE RAMPAGEの新たなスタートにもなる1枚になっています。日々頑張っているRAVERS(レイバーズ)の皆さんにぜひ聞いてもらいたいなと思います。



――特典映像として「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2022 “RAY OF LIGHT”」も収録されていますね。こちらも非常にボリュームがある熱い映像になっていると思いますが、どんなところに注目してほしいですか?


陣:「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2022 “RAY OF LIGHT”」の大阪城ホールで行われたライブが収録されているのですが、いつも僕らがミュージックビデオなどでお世話になっている方にディレクションしていただいて、本当にこだわった映像になっています。僕らのダンスやライブの臨場感がしっかり伝わる映像になっていると思います。アルバムの音源とは違う大迫力映像なので、きっと伝わるものがあると思います。ミュージックビデオとは違うダンスの振り付けなどもあり、ぜひご覧になっていただきたいです。ドキュメンタリー部分も、ツアーの作り込みからずっと追っていただいているので、そのドキュメンタリー部分を見てからライブ映像を観ると、また感じるものが変わってくるのかなと思います。


吉野:今回のライブ映像はこれまでと違った映像になっていると思います。俯瞰で見るというよりは、臨場感がすごい。本当にライブに来ているような感覚で楽しんでもらえると思います。結構寄りのカットも多く、一人一人の表情もリアルなんです。セクシーな陣さんの表情なんかも見られると思います(笑)。


陣:たまに出ちゃっているんですよね。出しているつもりはないんですが、漏れ出てしまっているのかも(笑)。


吉野:本当に出ています!


武知:「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2022 “RAY OF LIGHT”」は製作期間を含めると、1年ぐらい作り込んだライブなんです。僕らにとってライブというのは勝負の場と言っても過言ではないぐらい思いが強いので、画面越しではありますが、そんな熱い思いを感じとっていただいて、実際にライブを見てみたいなと思っていただけたら嬉しいです。


――今年5月からのツアーの予習にもなりますね。


武知:そうですね。ライブ映像を見て、アルバムを聞いてしまったら、沼にはまっていただけるのではないかと思います(笑)。


山本:「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2022 “RAY OF LIGHT”」はLDHでも珍しくレーザーバキバキでやらしてもらったライブです。結構THE RAMPAGEって僕らのやりたいこともそうなのですが、スタッフさんのやりたいことも存分に表現できる場でもあるんです。日本ではあまり見られないような攻めた演出が多々あるので、楽しんでいただけると思います。いままでのライブ映像とも違ったこだわりが見られ、一本の映画のようなクオリティにもなっているので、ぜひ映像の技術とかも堪能していただきたいです。




取材・文:磯部正和

写真:MANAMI