再流行のミニスカート、30〜40代でもいける?イタくない取り入れ方は

みなさん、こんにちはファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。昨年以上にY2K(2000年代)への勢いが高まっている今シーズン。ファッションリバイバルは20年サイクルで訪れると言われているので、ジャスト2000年代への興味関心が高まるのも必然的ではあります。
ですが我々、女子SPA!世代にとって2000年代ファッションというのは、ややもすると黒歴史の蓋を開けるようなもの……。とはいえ、あの懐かしのファッションがもう一度流行るというのなら何だかちょっとブームに乗ってみたいような気もしませんか?今回は、30代以上がY2Kを取り入れるなら?大人のミニスカコーディネートテクニックをご紹介します。
◆ミニスカ×ニーハイはガウンコートで大人らしさを引き上げる
「冬にミニスカートって寒いし、恥ずかしい」……なんて思っていませんか?実は、大人がミニスカートを履くなら、冬のシーズンこそチャンスなのです。というのも、夏のミニスカートコーデはどんなにヒールで誤魔化したとしても、素足の露出面積が高いことは避けられません。その点、冬はロングブーツという最強の足隠しアイテムがあるのでミニスカートであっても見える部分は太もものみ。恥ずかしいように思えて意外とブーツと合わせてしまえば、楽に着られてしまうもの。
◆30代〜50代まで、サマになる着こなしに
トップスはシンプルなニットに、アウターはロング丈のガウンコートで大人らしさを引き上げましょう。鉄板のミニスカ×ロングブーツもアウターをカジュアルなものにするといかにも若作りという印象が出ますが、大人っぽいガウンコートやダブルジャケット、ケープコートを合わせれば30代、40代、ひいては50代でもサマになる着こなしに。
◆部分的にミニ丈なアシメスカート
今冬、目新しく登場し始めたのが片側だけがミニ丈になったアシンメトリースカート。またの名を「ハイスリットスカート」と言います。
これなら、片側だけ脚が露出されるので完全なるミニスカートよりはいくらか安心……。いえ、むしろ部分的に太ももが露出されるので、これほどまでに大人っぽく色気の漂う着こなしはないというもの。
◆「膝上を出す」ことに慣らしていく
こちらもショートブーツではなくロングブーツを合わせて肌見せの露出を抑えると良いですね。Y2Kらしさというのは少しだけなくなりますが、このように今までは絶対に挑戦できなかった・しなかった「膝上を出す」ことに慣らしていくのも大切です。ミニ丈は最初こそ勇気が入りますが、一度履いて外に出てしまえば案外慣れるもの。その突破口となるのがこのようなアシンメトリースカートなのです。
ボトムスにエッジが効いているので、トップスはコンパクトにショート丈のダウンジャケットやMA-1を取り入れてさりげなく視線を上にも集中させるようにしましょう。
◆ミドルエイジでミニスカ痛い…だなんて誰が決めた?
ミニスカートは若い子が着るもの。私たちはこの固定概念に長くとらわれてきました。期せずして訪れた、Y2Kブームによってその概念を壊すときがやってきたのかもしれません。ぜひ、このブームに乗じて大人がミニスカートを履くのがイタい説を脱却し、大人だからできる品のある色気をまとうミニスカコーデに挑戦してみてはいかがでしょうか。
まだ多くの大人女性が取り入れきれていない今だからこそ“はいたもん勝ち”!ぜひ、興味のある方からファッション先駆者となって。
<文&イラスト/角佑宇子>
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。インスタグラムは@sumi.1105