W杯流行語「ブラボー」「三笘の1ミリ」の対抗馬に? 「俺言いたい訳ちゃうのに...」話題の「本田の7分」
リオネル・メッシ擁するアルゼンチンの優勝で幕を閉じたサッカーワールドカップ(W杯)カタール大会。ベスト16の日本代表からは、強豪ドイツとスペインを撃破した「ドーハの歓喜(奇跡)」、DF長友佑都選手の「ブラボー」、三笘薫選手のゴールラインギリギリのラストパスを指す「三笘の1ミリ」など、さまざまな「流行語」が生まれた。
そうした中、ABEMAの中継で解説を担当した本田圭佑選手(36)が残したフレーズも大きな注目を浴びた。アディショナルタイム7分という長さに驚く「ナナフゥン」だ。
「これ何回言わせるんすか!」
W杯3大会連続日本代表の中心選手として活躍した本田選手は、今回は解説者としてカタール入り。いやらしいプレーをする相手選手に「コイツめっちゃウザいわ」、オフサイドフラッグを上げるのが遅れた審判に「俺がラインズマンやろか?」などと、思ったことを口にするスタイルで視聴者の心を掴んだ。
一方で、日本のドイツ戦勝利直後には「まぁ、取り敢えずまだ落ち着こ。まだ決まってないんでね」と祝福ムードに釘を刺し、スペイン戦の田中碧選手の逆転ゴールで涙したスタンドのファンには「ちょ、まだ泣くの早いて」とツッコミを入れるなど、唐突に冷静さを見せるのも特徴だった。
本田選手は当初日本代表戦のみ解説を務めていたが、結果的に準決勝のアルゼンチン対クロアチア戦、決勝のアルゼンチン対フランス戦の解説も担当。計6試合で「本田節」を見せた。そうした中、本田選手の口から、図らずも繰り返し発された言葉がある。
日本が2-1でリードしていたドイツ戦の後半、アディショナルタイムが7分だと知らされると、本田選手は「ナナフゥン!?7分もある?」と声をひっくり返しながらリアクション。同様に後半アディショナルタイムが7分となったスペイン戦でも、実況の寺川俊平アナから「本田さん7分あります」と振られると、本田選手は「ナナフゥン!?これなんか前も同じこと言った気がするわぁ。うそやん」と笑いながら反応した。
さらにアルゼンチンとフランスの決勝戦では、今度は前半のアディショナルタイムが7分に。本田選手はまたしても「ナナフゥン!?」とお決まりのリアクションを見せ、「これ何回言わせるんすか!てかほんまに俺言いたい訳ちゃうのに、なんで7分なんすかねこれ」と突っ込んだ。
「なぁなぁふん」「ななふぅん」「ナナフゥン」「本田の7分」トレンド入り
本田選手の解説試合では、実に6試合中3試合で聞けた「ナナフゥン」。とりわけ、2022年12月19日の決勝で聞かれた3度目の「ナナフゥン」には大きな反響があり、試合中の同日1時台にはツイッターで「なぁなぁふん」「ななふぅん」「ナナフゥン」「本田の7分」がトレンド入りした。
3試合すべての「ナナフゥン」を聞いたツイッターユーザーからは「本田のなぁなぁふん!?めっちゃ好き」「比べてもほとんど一緒でおもろい」と面白さを評価する声が聞かれ、本田選手の言い方がお笑いコンビ・千鳥のノブさんを彷彿とさせるといった指摘もあった。
また「ブラボー2回、7分3回 流行語は7分だな」「本田の7分!は流行語イケるかも」と、早くも来年の新語流行語大賞ノミネートへの期待も聞かれている。