写真=Netflix映画『シティーハンター』で冴羽獠を演じる鈴木亮平。トレードマークのジャケットはロングコートに

 鈴木亮平が、北条司の代表作『シティーハンター』の実写映画化で冴羽獠を演じることがわかった。Netflix映画として2024年に全世界独占配信される。

 『エンジェル・ハート』の冴羽獠は上川隆也が演じていた。当時を回顧するインタビュー

 主演の冴羽獠を鈴木亮平。監督は佐藤祐市が担当する。実写版はこれまで香港、韓国、フランスで映像化がされているが、本家である日本では今回が初。実際の新宿の街で撮影し、原作で表現される日本語独特のニュアンスなどを活かして、日本ならではの実写化を目指す。

 物語の舞台は現代の新宿。それに伴い、キャラクター設定もわずかにアップデート。獠の衣装はアニメ版のジャケット姿ではなく、原作漫画のロングコートを採用し、ステンカラーからタイロッケンコートへと変更。

 今回公開する写真では、愛用するコルト・パイソン357マグナムの撃鉄に指をかけ、シティーハンターの事務所で新宿の夜景をバックに佇む冴羽獠の姿が描かれている。令和の新宿を舞台に、現代に生きる冴羽獠たちの物語が始動する。

 鈴木亮平は「緊張に打ち震えている」「愛情と責任を持って大切にお預かりさせていただく」と意気込み。原作者の北条司も今回の実写化にあたり、鈴木が主演を務めることへの期待と喜びのコメントを寄せた。

主演・鈴木亮平:コメント

 この度、Netflix映画「シティーハンター」にて主人公の冴羽獠役を演じさせていただくことになりました。

 北条司先生が生み出したこの珠玉の名作を、そして数え切れないほどのファンに愛される冴羽獠というキャラクターを皆様からお預かりさせていただくことに、非常に大きな責任を感じると共に、緊張に打ち震えております。やらせていただくと決めた以上、これまでに培った経験の全てを注ぎ込み、誠心誠意向き合わせていただく所存です。大きな愛情と責任を持って、大切にお預かりさせていただきます。

 どうすればファンの皆様に、そして原作を知らない世代の方にも「シティーハンター」の世界を一番良い形で楽しんでいただけるのか。どうすればこの令和の新宿に、冴羽獠という男を現実の人物として召喚できるのか。虚構とリアル、80年代と2020年代、そのバランスを日々考え続けながら現場に立っています。

 あのクールで、ロマンチックで、おバカで、もっこりで、そして最高に格好良いシティーハンターの世界を、大切に大切に、皆様にお届けしたいと思っております。

原作・北条司:コメント

 構想約10年(笑)、ようやくクランクインしました。実写化するなら「シティーハンター」好きの⽅にやってもらいたいなとずっと思っていた中、鈴⽊亮平さんが冴⽻獠役をやられるという企画をいただきました。それから⻑い時間がかかりましたが、亮平さんの情熱が絶えなかったおかげでようやくこの⽇を迎えることができました。撮影も⾒学させてもらいましたが、現場が和気藹々ととても楽しそうで、撮影も細部まで妥協がなく素晴らしかったです。いい役者さんたちとスタッフに関わっていただけていることを感じて、とても楽しみになりました。語弊があるかもしれませんが、漫画的な表現にこだわらず、映画的なリアルな⾯⽩さを追求してもらえたら嬉しいです。

監督・佐藤祐市:コメント

 どこで聞いたのか?定かでは有りませんが鈴木亮平くんがシティーハンターの大ファンだった。と言うのは結構前から知っていました。もしかしたら、直接ご本人に聞いたのかも知れません。

 スタッフ・キャストに助けられながら、素敵な「アクション(もっこり)エンターテイメント」を目指して皆んなと共に突き進んで行きたいと思っています。

 お楽しみに。

エクゼクティブ・プロデューサー/高橋信一(Netflixコンテンツ部門マネージャー)コメント

 以前、鈴木亮平さんとご一緒した作品を通して彼の作品にかける情熱と献身性に魅入られ「またいつかご一緒したい」と強く思っていました。原作、アニメーションを通して、獠と香たちの物語を追いかけ続けてきた者として、亮平さんが冴羽獠役を演じ、「現代の新宿を獠たちが疾走する背景にはどんな大騒動があるのだろう?」と想像するだけで興奮が隠せません。全世界で愛される「シティーハンター」の原作の魅力を引き出し、更に見たことのない実写化を佐藤監督、キャスト・スタッフの皆様と目指していきます。