イーロン・マスク氏によるTwitter買収と同日にTwitter本社前に現れ「Twitterを解雇された従業員」として各メディアのインタビューに応じたイタズラ実行者2名が、イーロン・マスク氏とのスリーショットに臨みました。マスク氏は自身のTwitterアカウントに「解雇は最大の過ちだった」と投稿しています。





マスク氏との写真撮影に臨んだのは、2022年10月28日のイーロン・マスク氏によるTwitter買収当日にTwitter本社前に現れて「解雇された従業員」として各メディアのインタビューに応じた2人の男性です。「Rahul Ligma」と「Daniel Johnson」を名乗った2人は「荷物を詰め込んだ段ボール」を持った状態でTwitter本社前に現れ、ロイターやCNBCといった大手メデイアが「本物の元従業員」として報道する事態に発展していました。

上記のように2人がカメラの前に現れた直後は多くの人が「本物の元従業員」であると信じていましたが、Twitter本社の受付担当者が「あんな2人は見たことがない」と発言したことや、イタズラ実行者の「Ligma」「Johnson」という名前が「Ligma(Lick my:俺のタマをなめろ)」「Johnson(男性器)」というネットミームやスラングに由来すると思われることなどからイタズラだったことが明らかになっています。

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2022年11月16日に、上記のイタズラ実行者2人とマスク氏が肩を組んで写る写真がマスク氏のTwitterアカウントに投稿されました。マスク氏は上機嫌な様子で写真に写っており、「お帰り!LigmaとJohnson!」とツイートしています。



さらに、マスク氏は「間違いを認めることは重要なことです。彼らを解雇したことは、私の最大の過ちでした」というジョークも飛ばしました。





なお、マスク氏は実際にTwitter従業員の大規模なレイオフを実施しており、日本を含む世界各国における大量解雇や、約4400人の契約社員を解雇したことが報じられています。一方で、解雇された従業員の中に「誤って解雇された従業員」が複数含まれていたことも明らかになっており、一度解雇した従業員に対して復職を呼びかけていることも報じられています。

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