俳優の柄本佑が、2024年放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』の藤原道長役を演じることが8日、明らかになった。同日、東京・渋谷の同局で会見が行われ、柄本、紫式部役で主演を務める吉高由里子、制作統括の内田ゆき氏が出席した。

柄本佑

大河ドラマ第63作となる『光る君へ』は、平安時代を舞台に、のちに世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く物語。大石静氏が脚本を手がける。

柄本演じる道長は、平安の貴族社会で、最高の権力者として名を遺した男性。まひろ(紫式部)とは幼い頃に出会い、のちに『源氏物語』の執筆をバックアップし、后となった娘に学問を授けさせるために宮中に出仕させる。2人には身分差があり、一定の距離があるかに見えるが、実はその心は生涯離れることのできない、ソウルメイトとしてつながっていた。

なお、柄本の大河ドラマへの出演は、『風林火山』(2007年)、『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019年)以来、5年ぶり3回目となる。