「田舎者が、オシャレストランに都会の洗礼を浴びせられた話」

2022年10月11日、そんなタイトルと共にツイッターに投稿された漫画が共感を集めている。

作者はクリエイターのマネジメントをおこなう「コルク」所属の漫画家・秋野ひろ(@16_akino)さん。

秋野さんの実体験を元に描かれた漫画は、店員さんに薄茶色い棒状の「何か」がたくさん刺さったカップをテーブルの上に置かれるところから始まる。それを見た秋野さんは

「何これ...?」

と困惑した様子だ。

「食べてしまうともはや不審者」

席についたばかりだったのだろう。秋野さんはその棒の集団を「タイミング的にはおそらくお通し」と予想した。

しかし、見知ったおつまみのどれにも似ておらず、困ってしまう。だって、食べ物というよりむしろ芳香剤や観葉植物に見えるんだもの......!

この得体のしれない棒を食べたら、どうなるのか。秋野さんは頭の中でシミュレーションしてみる。

ダメだ。もし「お通し」じゃなかった場合、店員に不審者扱いされてしまう......!

悩んだ末、秋野さんはこの謎の棒たちの正体を店員さんに聞いてみることにした。

その正体は――パスタフリットだった。

聞きなれない横文字に一瞬怯えた秋野さんだったが、「揚げパスタ」と言い直してもらって一安心。早速ガリボリバリと食べ始める。思わず「よかったね」と声をかけたくなる結末だ。

「オシャレ具合に前調べがなく...」

Jタウンネット記者が12日、作者の秋野さんに話を聞いたところ、秋野さんは「兵庫県のすごい田舎なところ出身」で、現在は千葉県在住。

パスタフリットの「洗礼」を授かった店へは"店内でマジックショーが見られるレストラン"と聞いて訪れたため、「オシャレ具合について全く前調べがなくてすごい困惑しました」。

秋野さんの体験談に、ツイッター上では共感するユーザーが続出。リプライ等でこんな声が寄せられている。

「わかる...!!!揚げパスタって言われないと分からないことも分かる!!横文字で言われても分からないのよ!!!」
「これ、初めて遭遇した時は自分も少し驚きました」
「めちゃくちゃわかる...」

Jタウンネット記者もオシャレなレストランで「洗礼」を受けることがしばしばあるので、あまりにも深く共感してしまった。

分からないときは「不審者」になってしまわないように「まず店員さんに聞いてみる」ことが一番安全だというのを肝に銘じておきたい。