残り7試合となった国内女子ツアー。いよいよシード争いが気になる時期へと入ってきた。
昨シーズンは賞金ランキング50位、メルセデス・ランキング50位のいずれかの選手にシード権が付与されていたが今年はメルセデス・ランキングに一本化。ポイントによるシード選手は再び50人に絞られる。
同ランキング単独で行うのは初めてなので目安はあまりない。ただ、昨シーズンの50位は宮里美香の591.01ポイント(以下pt)。ただし、これは2020年-21年の統合シーズン(52試合)のものなので、今季の38試合換算とするとだいたい432pt前後がボーダーラインとなってきそうだ。
前週の「スタンレーレディスホンダ」は今年から本田技研工業株式会社が特別協賛に加わり賞金総額が1億2000万円となったが、ポイントは変わらず。通常の3日間大会としての分が加算された。
加算ポイントも多くないため圏外から圏内へと浮上した選手はいなかったが、2019年の賞金女王・鈴木愛がトータル8アンダーの7位タイに入り44ポイントを加算、504.12ポイントとして41位から37位へと順位を上げた。すでに賞金女王戴冠の複数年シードがあるため来季の出場資格は安泰だが、「(出場制限のある)TOTOと最終戦に出られないのはめっちゃサブい」と気合い十分。まずは今週の「富士通レディース」終了時の35位までに付与される「TOTOジャパンクラシック」の出場権を目指していく。
ツアー通算6勝のベテラン・笠りつ子もトータル7アンダーの12位タイに入り440.63ポイントに。ランキングも46位から43位と3ランクアップした。今季苦しい戦いが続くベテランだが、早め段階でシードを確定させたいところだ。
そのほか圏外の選手では酒井美紀が63位から56位に、ルーキー・内田ことこが59位から57位に上昇。最終日最終ホールでチップインイーグルを決めた脇元華も78位から67位とファーストQT免除の位置まで順位を上げている。

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