Twitterでビートたけしの真偽不明の名言語るbotが物議…指摘するとブロック&アカウント名を変更して逃亡

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最近Twitter上で、存在が問題視されているあるアカウントが。

それは、「ビートたけし(Takeshi Kitano).bot」という名前のアカウント。プロフィール欄には《漫才師、映画監督、俳優 1947年1月18日生まれ 名言配信bot》とある。

一見ビートたけし(75)本人の公式Twitterかのように見えるが、botと明記されているので本人のものではないようだ。botというのはもともと、事前に指定した言葉を特定の時間に自動的にTwitterに投稿する機能のことだ。

botであるため“なりすましアカウント”ではないが、その投稿内容には疑問がつくものも。

「ビートたけし(Takeshi Kitano).bot」が投稿した《何も無くていいんだ。人は生まれて、生きて、死ぬ、これだけでたいしたもんだ》という言葉だが、これはたけしの著書『僕は馬鹿になった。』に記されている言葉で、たけしの名言として広く知られている。

しかし、こんな投稿もしている。

《学生の行動原理を支配してるのは将来への「不安」なんだよな。不安だから授業に出席する、不安だからインターンに行く、不安だから資格をとる。不安な気持ちを、一旦わきに置いて、自分が本当にやりたいことを自問自答する方が将来の不安な気持ちもなくなるんだよな》

この言葉を検索したところ、実際にたけしが発言したというソースは見当たらなかった。実際のたけしの発言と真偽不明のものが入り混じる投稿に、Twitter上では“法的に大丈夫なの?”という声があがっていた。

本誌はたけしの所属事務所に「このTwitterは公式のものなのか」「本人のものではないならば今後どのように対応するか」などと問い合わせたところ、弁護士から以下のように回答があった。

「これは本人のTwitterではありません。これまでもなりすましアカウントに悩まされており、そのたびにTwitter社への報告をしてきました。こうした間違った情報を投稿するアカウントやなりすましアカウントについては今後も対応を検討していきます」

そして、本誌のTwitter公式アカウントのDMを通じて「ビートたけし(Takeshi Kitano).bot」に問い合わせをした。たけしの所属事務所の弁護士の見解を伝え、今後のアカウント運営について尋ねたところ、返答はなく、なんと本誌の公式Twitterをブロックして逃亡!

また、アカウント名も「ビートたけし(Takeshi Kitano).bot」から「励まされる140字の言葉》に変更。その数時間後には《幸せを呼ぶ140文字の言葉》へと名前は変わっていた。アカウント名変更後、「ビートたけし(Takeshi Kitano).bot」での投稿はすべて削除されていたが、そのことに関しての説明は一切なく、ソースが明示されていない“名言”を今も投稿し続けている。

実はたけしのほかにも、所ジョージ(67)や明石家さんま(67)、タモリ(77)でも類似したアカウントの存在が確認されている。本人の怒りを買うようなことは避けたほうがよさそうだが……。