仕事や趣味などを自宅ですることが増え、部屋の使い方を見直す機会も多くなりました。とくにテレワークが増えた家庭では、自宅での仕事場の確保が重要な課題です。もともとリビングの一角をワークスペースのように使っていた、建売戸建てに暮らす日刊住まいライター。物置き代わりの部屋を専用のワークスペースにすることに。その際に工夫したことと、実際に使って感じた効果について語ります。

集中できるワークスペースをつくるコツ

最近、趣味で語学学習を始めた筆者。独学なので自宅学習なのですが、リビングでは気が散って、なかなか集中できずにいました。そこで、デスクスペースをつくってみることに。

別の部屋に専用のスペースをつくったら、モチベーションががぜんアップ。仕事もリモートなので、ワークスペースとしても使いはじめたところ、仕事も趣味も作業効率が上がりました。

 

●デスクコーナーをどこにつくるか?場所選びがポイント

リビングでは集中できないので、まずは場所を変えてみました。2階に物置き代わりにしていた小部屋があるので、そこにデスクを設置しました。

リビングとは別部屋なので、家族がいる日もじゃまされず、作業中は大いに散らかすことも可能です。だれにも気を使わずに作業ができるので、短時間でも集中できるのがいいです。

 

●落ち着いた色合いで心地いいスペースに

せっかくなので、学習机を新調しようかとも思いましたが、まずは筆者宅で余っていたダイニングテーブルを代用してみました。ナチュラルテイストのデスクを置くことで、落ち着いた空間に。

学習机だと、まさにワークスペースといった感じになりがちですが、ナチュラルテイストのホワイトやウッドなどの色合いのものを選ぶと、なんだか落ち着きます。インテリアに合わせた空間にしておくことで、居心地のいいスペースが生まれました。

 

ドレッサーとしても使えるお気に入りの空間に

学生のように長時間使うわけではないので、勉強机だけにしておくのはもったいない。そこで、学習アイテムは毎回片づけて、ドレッサーにも活用しています。お出かけ前の時間を過ごしたり、お気に入りのアイテムを並べたり。ここで楽しい時間を過ごしています。

テレワーカーなら仕事場にも快適

●個室ならWEB会議のときも困らない

テレワークで困るのがWEB会議。家族がいると場所を選びますよね。たとえ静かにしていてくれても、仕事中の自分の姿を見られたくないという方も多いはず。そういうときも、リビングではない別部屋に仕事机があれば、気兼ねなく会議に参加できます。

 

●イスの後ろ側は壁やドアなどがベスト

会議の際、アプリの背景画面を使う方法もありますが、それでもやっぱり、部屋の様子はなんとかしたいもの。画面を通じて、なんとなく部屋の雰囲気が相手に伝わってしまうこともあります。

職場の人にどんな部屋か詮索されるのは面倒だし、毎回片づけるのは手間です。画面に映る背景がドアや壁だけになるよう、机の位置が調整しておくと便利です。

 

●文房具の収納はお気に入りのアイテムで

筆者のデスクは、もともとダイニングテーブルに使っていたので、引き出しなどがありません。そこで、学習や仕事に使う文房具は、フランフランのステーショナリーボックスやペンスタンドを使って収納しています。

アイボリーカラーのシリーズで、置いておくだけでやさしい雰囲気になって、インテリア小物としても気に入っています。積み重ねて使っても圧迫感が出にくいです。シールや計算機など、デスク回りで使うこまごまとしたものを収納できてとても便利。

デスクコーナーにお気に入りのアイテムを取り入れることで、勉強や仕事のモチベーションも上がります。

 

筆者は、リビングダイニングでデスクワークをしていると、ラグやソファで、つい怠けてしまう癖がありました。加えて、いろいろなものが目に入るので、集中が途切れることも。

専用のスペースで学習をしていると、この手の事態は避けられています。自由に使える時間をたくさんないからこそ、快適で集中できる環境づくりが大切だと実感。

ここに座ったら「学習や仕事」の時間だと気持ちが切り替わり、集中して作業を行えるようなワークスペース。ぜひ、つくってみてください。