「散らからないキッチン」をつくるコツ。だれが使っても出し入れが快適に
子どもの年齢によってキッチンで使うアイテムは変わってくるもの。きれい&使いやすいキッチンを目指すなら、定期的な収納の見直しは大切なポイントです。家族にとっても使いやすいキッチン収納の秘訣とは? プチプラグッズを使った整理収納が得意なNa〜さんに教えていただきました。
グッズ+仕組みづくりで“家族も使いやすい収納”に
夫や子どもたちも料理をするNa〜さん一家。そのため、収納場所はしっかり決めて“使ったら戻しやすい”仕組みをつくっています。
「ステイホームで息子たちが料理をするようになったんです。私が仕事で留守にする間も自由に使えるよう、使っていい食器の位置を決めるなど、家族も使いやすいキッチンに少しずつ変えていきました」
●1:コンロ下は上から見てわかるを意識して立てる収納に
コンロ下の引き出しには、よく使う基本調味料や袋類、鍋のフタなどを収納。
「上から見渡せるよう、ものを積み重ねないことを意識したら、出し入れもしやすくなりました」
<工夫1>ファイルボックスでゆるくジャンル分け
高さぴったりのファイルボックスは、無印良品のもの。
「フタやシリコンバッグなど形が定まらないものは、立てる収納ですっきりと」
<工夫2>キャップに名前を書いて上から見てわかる工夫を
調味料のボトルは、キャップに「酢」「ゴマ油」など名前を記入。
「パッと見てわかるので、引き上げてパッケージを確認する必要なし」
<工夫3>横から引っぱるケースで動線をスムーズに
ゴミ袋やビニール手袋は、ネットで購入した「キッチン消耗品用ケース」に。
「上にラベルをはっておけば、迷わず横から取り出せます」
●2:住所を決めてとにかくボックスでジャンル分け
パントリー代わりのキッチン背面の収納は、一面ファイルボックスで管理。
「ラベルをはって、ものの住所を決めています。分類できないものは、からの“とりあえずボックス”へ」
普段使わないカトラリーや一部の食器も、ボックスへ。
「形がバラバラで積み重ねにくい小皿は、仕切りを入れて収納量と安全性アップ」
●3:調理器具はカード仕切りで立てて出し入れしやすく
調理台下の浅い引き出しには調理器具を収納。
「100円ショップの文具コーナーで見つけた、透明のカード仕切りが便利。両面テープで底を固定し、見た目もすっきりです」
●4:大切な食器は収納場所を分ける
子どもたちが料理に興味をもち、大切にしまっている来客用食器を使われてヒヤッとした瞬間も。
「子どもたちが自由に使える食器のコーナーと分けました」
ニトリの「ディッシュドレイナー」は安定感も抜群。
家族が使う普段用の食器は、シンク下が定位置。
「いちいち『これ使っていい?』と確認作業がなくなったので、私もラクになりました」
●5:収納はライフスタイルの変化に合わせて見直す
子どもの成長に合わせて収納を見直すのも、片づけのうち。
「子どもが中学生になり、使う回数が減ったお弁当グッズは奥に移動。代わりに、料理用の型抜きなどを手前に移動させました」