モーニング娘。3期メンバーとして13歳で華々しくデビューした後藤真希さん(36歳)。あれから23年、ソロ歌手デビュー、グループ卒業、事務所の移籍、そして休業を経て2014年に復帰したのち、結婚。現在は二児の母となり、歌手業だけでなく、アパレルのプロデュースや美容商材の広告、Youtubeチャンネルでの発信など、幅広く活動をしています。そんな後藤さんの等身大の30代の暮らし、そして美容や趣味のゲームのことについて伺いました。

後藤真希さんインタビュー。「節約、ゲーム、美容。すごく凝り性なんです」

――プライベートでは小学生、保育園児のお母さんである後藤さんですが、夏休み時期の今、お子さんにお弁当づくりをされたり、忙しかったりするのでしょうか?

【インタビュー写真】激安スーパーへの思いを語る後藤真希さん

後藤:はい。夏休みなので、上の小学生の娘の学童にもっていく毎朝のお弁当にすっごく悩みますね。わが家はつくりおきをしないので、そのとき食べたいものをつくってつめているんですけど、今朝も朝から娘から「また、そのおかず?」ってクレームが来ました(笑)。

――仕事をしながら家事や育児は大変ですよね。

後藤:実際のところ、「ちゃんとママできているのかな」って考えることはあります。仕事も大切なんですが、家族との時間はもっと必要かなって。休みの日は、極力一緒に過ごすようにしています。子どもが自転車好きなので、ツーリングみたいな感じで一緒に移動したり、外に出ることが多いかな。と言いながら…私、本当はめちゃくちゃインドア派なんです。なんなら、何か月も家にいられるくらいに。でも家族みんな外が大好きなんで、今は暑くてもがんばります。

――暮らしが子ども中心になりますよね。

後藤:そうですね。リビングでは子どもがyoutubeをずっと流してて、にぎやかです。それぞれiPadをもっているのに、大きな画面で見たがるんですよね。本当は自宅のインテリアに凝ったり、きれいなカーテンをつけたいなとか、壁紙とかも変えてみたいって暮らしの理想はあるんですけどね。飼っている猫が引っかいてカーテンがボロボロになるし、壁紙もいつのまにか子どもたちにラクガキされちゃうので、もう少し大きくなるまで今は我慢かなって思います。

●地元が大好き!安いスーパーに通い詰めています

――後藤さんといえば、ずっと生まれた江戸川区を離れたことがないそうで…。

後藤:はい、地元がとにかく大好きなんですよね。ずっと瑞江という町に住んでいます。ファンの子にも引っ越してきなよって言っているくらい(笑)。

――著名人とは思えないほど警戒心もなく、普通にその街で暮らしているんですね。

後藤:家から近いスーパーのヤマイチによく出没しています。すごく安いんです! 卵1パック70円の日があって、地元の人たちに混ざって並んでいます。テンションが上がりませんか? 70円の卵って!

――それは感動します。節約とかお得意なんですか?

後藤:つねに節約をしているというよりは、節約のブームがやってきたとき、がっつりハマるという感じです。そうなったら節約に向けてまい進します。千葉のほうの激安スーパーに行くと、「こんな金額で買えるの」って食材があるんです。お豆腐とかが23円とかで、楽しくなっちゃいますよね。

●Youtubeのチャンネル開設は、「最初は断っていた」

――2020年にゲーム実況や歌を披露する「ゴマキのギルド」、自身のライフスタイルを発信する「ゴマキとオウキ☆」のYoutubeチャンネルを開設。いわゆる“Youtuber”としての活動も精力的ですね。

後藤:Youtubeをやってみないかってお話は以前からいただいていたんですが、一人でしゃべるのが苦手だったこともあって、本当はずっとお断りしてきたんです(笑)。でも、いざ始めてみたら苦手なことが克服されていったので、今となっては自分を知ってもらう場所になったし、楽しいですし、始めてよかったなと思っています。

――ゲーム実況に関しては、とくに狩猟アクションゲーム「モンスターハンター」(通称:モンハン)は、プロゲーマーさながらだと話題です。そこまでモンハンにハマったのはなぜでしょう?

後藤:もともと友達がやっていて、そんなにおもしろいなら私もやってみようって感じで、やり始めたら私のほうがハマってしまって…。かなり凝り性な性格なので、今では日常の一部になっています。オフの日で、家族もいなければ始めちゃってますね。

――「モンハン=後藤真希」というイメージが定着したように感じます。

後藤:ゲーム会社のカプコンさんも、「かなりガチだ…」って、驚いていました(笑)。

 

●美容ケアで自分の顔を見過ぎて「自分に酔う」?

――「ゴマキとオウキ☆」では美容について発信していますが、その知識についても「ガチ」だと話題ですよね。実際、家ではどのようなケアをしていますか?

後藤:朝晩のフェイスパックはどんなに忙しくてもやります!  アイテムはドラッグストアでいつでも買えるようなものを使っていますね。でも美容の商品ってたくさん新商品が出てくるので、試してみたくていつも買いあさっちゃうので量がすごいことになっています。とくにお風呂あがりのスキンケアには時間をかけていますね。たまに鏡で自分の顔を見すぎて、酔っちゃうこともあるんですよね(笑)。

――そんなに長時間、鏡と向き合っているんですね。

後藤:洗面所のシンクに体育座りした状態で毎晩、鏡を見ています。立ったままだと疲れ果てちゃうので。ピンセットをもちながら、肌のトラブルがないか見たりして、本当にあまりに見すぎちゃって、「もうだめだ〜、酔う!」って。どれだけ見ているんだってやつです。

――やはり後藤さんは凝り性なんですね。年齢肌なども気になったりするのでしょうか?

後藤:年齢によって肌質が変わってくるのを、日々感じていますね。ハリがちょっと薄れてきたとか、細かいシワが増えたとか。子どもを生むとシミが増えたりするし、その積み重ねが老いに繋がったりするので、どうにかしたいなぁと思って向き合っています。

ただ、だんだん時間をかけるのは減らそうかなと考えています。昔はとにかく1つのことに集中しちゃうと止まらなかったんですが、今は家の中でもやらなきゃいけないことは多いわけだし、最近だと睡眠のほうも大事だなって思うようになったり…。取捨選択できるようになってきました。これからは夜遅くまで自分の顔を見て酔うなんてことがないようにしたいですね(笑)。