なにかとバタつく朝、時間をかけてのんびりメイクなんかできない…。そんな忙しいときの時短メイクの方法をプロに伺います!『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』(ダイヤモンド社)の著者であり、大手化粧品会社の現役美容部員でもあるBAパンダさんに現役美容部員のBAパンダさんのテクニックを教えてもらいました。

メイクが8分で決まる!プロが教える時短のコツ

忙しい日のメイクポイントは3つ。ここを押さえれば、いつでもキマります!

 

(1) ベースメイク:下地は1種類、両手で薄く伸ばす

色ムラに合わせて下地を使い分けたり、コンシーラーを丁寧に塗ったりなんてできない平日の朝。とはいえ、自分のモチベーションを高めるためにも、メイクはしたいもの。そんなときは、1種類の下地を“両手”で塗っていきましょう。

「指先でちょんちょん塗るのが一般的ですが、それは例えるなら画用紙を細いシャーペンで塗りつぶしている感覚。どっちみち塗るのであれば、大きな刷毛(=両手)で伸ばしたほうが効率的ですよね。あとはコンシーラーで目の下のくすみやクマを整えて、大きなブラシでパウダーファンデを塗るだけで完成! 3〜4分もあれば、ベースメイク完了です」(BAパンダさん)

ポイントは、とにかく大きなブラシでふわっとお粉を塗ること。付属のブラシや小さなパフはムラになりやすいので、急いでいる日は要注意です。

 

(2) 「チーク」はマスクから見える位置に塗る

ベースメイクが終われば、次はチークで艶感と血色を足していきましょう。先ほどのパウダーファンデと同じく、とにかく大きなブラシで塗るのがポイント。それだけでまるで魔法のようなじゅわっとした血色と、崩れにくい密着感が叶います。

「マスク時代のいま、チークは頬骨から目尻の下あたり(Cゾーンの下あたり)に斜め方向に入れると◎。チークをブラシに取り、余分な分は払って、ブラシを優しくスライドして好きな濃さになるまで繰り返します。あとはブラシに何もつけずにつけた部分のアウトラインをブラシでスライドさせて肌になじませます。マスクの横から少しだけ色味が見えて、ナチュラルなのに“メイクした感”がしっかり出ますよ」(BAパンダさん)

(3) あと2分余裕がなら、ゴールドorシルバーのアイシャドウを追加

ベースメイクとチーク、あとは色つきリップをサッとつけるだけで時短メイクは完成。わずか8分でラフさを感じさせない、よそ行き顔になります。まだもう少し余裕がある場合は、プラス2分追加してアイシャドウまで塗っていきましょう。

またアイシャドウは、眼球と骨を考えるといいそう。

BAパンダさんおすすめのアイシャドウカラーは、パール入りのゴールドかシルバー。光を吸収して暗く見えてしまうマットカラーと異なり、パール入りのアイシャドウは光の当たり方によって自然に光度のグラデーションが生まれるため、ササッと塗っても手が込んで見えるのだそう。

「新しくアイシャドウを探しているなら、光の加減によって見え方が変わる『偏光パール』の入ったアイシャドウをぜひチェックしてみてください。ラメのきらめきによる艶っぽさも印象的です。実際に手に取らないと色味が分かりづらいので、店頭での購入がおすすめです」(BAパンダさん)

●マスクをしていてもこれで顔が決まる!忙しい人にうれしい時短術

教えていただいた時短メイク術に、アイラインとアイブロウを足してメイクは完了! ポイントをおさえれば、トータルでも15分ほどしかかかりませんでした。

メイクをすれば、自然と心も晴れやかに。ご紹介した時短メイク術で、毎朝のメイクを“めんどくさい”から“楽しい”へとアップデートしていきませんか?

BAパンダさんと漫画家の吉川景都さんの共著『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』(ダイヤモンド社刊)は、大人のメイク学び直しの決定版。漫画でわかるコツが満載です。