夏の疲れに「昆布酢キャベツ」。火を使わないレシピでつくりおきも簡単
暑さが続き体がだるい、長引く倦怠感など、疲労を感じたときは、火を使わないつくりおきレシピがおすすめ。薬膳師の齋藤菜々子さんに、食べて疲労回復できるおすすめのつくりおき「昆布酢キャベツ」のレシピとアレンジアイデアを教えてもらいました。
火を使わないお酢のつくりおき「昆布酢キャベツ」
疲労回復効果があり、火を使わず簡単につくれる常備菜をご紹介。アレンジしながら毎日食べられるので、体の内側から疲れを吹き飛ばしましょう!
●昆布酢キャベツ
ほんのりとした酸味があり、食欲がなくても食べやすい。冷蔵庫で5日間保存可能。
【材料(つくりやすい分量)】
キャベツ 1/2個(約600g)
昆布 8g
塩 小さじ1
酢 大さじ4
【つくり方】
(1) キャベツは5mm幅の細切りにする。昆布はさっと水で濡らして幅を半分に折りたたみ、調理用ハサミで細切りにする。
(2) ボウルに(1)のキャベツと昆布を合わせ、塩を加えてもみ、10分おく。酢を加えてよく混ぜ、清潔な保存容器に入れる。
[全量163kcal]
<ポイント>
キャベツはむくみにくい体をつくり、消化を助ける食材。重だるかったり、食欲がないときにおすすめ。胃に優しいので、食べすぎた翌日や、胃もたれしやすい食事に合わせても。
昆布酢キャベツのアレンジアイデア
昆布酢キャベツをつかったアレンジアイデアもご紹介!
●サンドイッチ
【材料とつくり方】(1人分)
(1) サラダ油小さじ1/2を熱したフライパンに卵1個を割り入れ、両面を焼いて目玉焼きをつくる。好みの薄切りパン1枚に粒マスタード、マヨネーズ各小さじ2を塗り、水気を軽く絞った昆布酢キャベツ50g、ロースハム2枚、目玉焼き、薄切りパン1枚の順に重ねる。ラップで包んで5分おき、包丁で半分に切る。
[1人分386kcal]
●コールスロー風
【材料とつくり方】(4人分)
(1) タマネギ1/4個は薄切りにして10分ほど水にさらし、水気をきる。昆布酢キャベツ200g、コーン缶100g、マヨネーズ大さじ2と合わせてよく混ぜる。
[1人分81kcal]
食べて疲れない体をつくるアドバイス
疲れない体をつくるためのポイントをご紹介します。
●疲労回復を助けるお酢をとる
血液をサラサラにし、消化を助ける効果があるお酢を積極的にとることがポイント。「お酢には疲労回復物質の分解を促すクエン酸が多いので、おすすめの食材です」
●“気”を補う食材で、疲れにくい体づくり
薬膳では、“気”=体を巡るエネルギー源とされています。「不足すると疲れやすくなるため、夏はとくに“気”を補う食材を取り入れましょう。疲労回復に効果的です。
<“気”を補う食材>
米・玄米・イモ類・カボチャ・豆類・肉
●冷たいもの、脂っこいものを控える
キンキンに冷えたものや、揚げ物など脂っこい食事は控えめに。「胃に負担をかけすぎないように要注意。胃の働きを助けるキャベツや、余計な水分や老廃物の排泄を促すキュウリを一緒にとるのも効果的。
清潔な保存容器に密閉のうえ、清潔な取り箸やスプーンで取り分けてください。保存期間は目安です。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう。