塩野瑛久さんインタビュー。「面倒だけど自炊を続けている」理由
8月8日から始まる舞台『VAMP SHOW』に出演する、俳優の塩野瑛久さん。三谷幸喜・作、河原雅彦・演出の最強の布陣でつくられる作品に挑戦する意気込みやいかに? 舞台にかける思いから、日々の暮らしのことまで、たっぷり語っていただきました。今回特別に、ESSEonline会員限定で、塩野瑛久さんのサイン入りチェキプレゼントもあるので、最後までチェックしてくださいね!
舞台パルコ・プロデュース2022『VAMP SHOW ヴァンプショウ』塩野瑛久さんインタビュー
今回の舞台『VAMP SHOW』は、ホラー×コメディー。塩野さん自身はホラーが得意かどうかを伺うと、「苦手です」と即答。
「怖いもの見たさで観ちゃうんですけどね。観ている瞬間はよくても、帰って1人になったときが怖くて。シャワーを浴びているときに背後になにかがいる気がして…(笑)」
ただ、『VAMP SHOW』はホラーが苦手な人でも楽しめる作品であると太鼓判を押します。
「これは強く言いたいですね! ファンの方々から『ホラーは怖くて観られないかも』というお声も結構いただいているのですが、ホラーが苦手な僕も大丈夫なので、皆さん安心して来てほしいです!」
●役と向き合う時間が多いのも、舞台の楽しいところ
舞台のお仕事をするのは2年半ぶりだという塩野さん。映像作品との違いにもやりがいを感じているそう。
「舞台は映像と違って編集ができないので、テンポや空気感、間(ま)、そういった展開の速度を僕たちでコントロールしながら物語を紡いでいかなければなりません。そのためには、お芝居を理屈で分解してやっていく必要もあります。自分の発信した芝居を演出家さんがまとめてくれて、時間をかけてお芝居をつくっていく。役と向き合う時間も多いので、そこが楽しいところでもあります」
●体を大事にしないと…と思い、続けている自炊
真夏に行われる今回の舞台。稽古中の今もすでに暑い日が続いていますが、体調管理についてはどういった工夫をしているのでしょうか。
「僕は体にはかなり気をつけているほうですね。自炊もよくしますし。同年代の役者の話を聞いていても、なかなかこういう人はいないです(笑)。栄養バランスは、きっちり考えているわけではないですが、体づくりにいい食材はザッと頭に入っているので、なるべくそういう食材を使うようにしています。もちろん、面倒くさいとは思いますよ(笑)。でも、この体でお仕事をしていくから、大事にしないと…と思ってがんばっています」
自炊については、過去に一度挫折した経験も…。
「一人暮らしを始めた頃、最初は気合いを入れていたんですよ。スーパーの袋にネギが1本ささっている自分の姿に『俺って一人暮らししてるなぁ』なんて悦に入って(笑)。でも、買う手間、つくる手間、片づける手間があるわりに、食材の使い方が下手なせいで、自炊するのと外食するのとで値段がたいして変わらなくて。だったら外食でいいやって、一度挫折しました。ちゃんとしよう、と思い直したのは、5年くらい前かなぁ。それ以来、がんばって自炊を続けています」
●大きな決断をするときは、まず自分で考える
ところで、塩野さんといえば、ちょうど1年前に事務所をLDHに移籍されています。大きな決断だったかと思いますが、1年たった今、そのときの心境を振り返ります。
「1年前に事務所を移籍した際、マネージャーさんと、三谷幸喜さんの作品のようなコメディーに出るのを目標のひとつに掲げていたんです。だからオファーいただいたときは運命を感じてすごくうれしかったです。
こういった大きな決断をするときは、あまり人に相談はせず、自分で考えてある程度気持ちが固まってから言うことが多いですね。人に話すことで自分の中で整理して、道筋が見えて、少しだけ背中を押してもらって、それからよし行こうって。動くのには時間がかかるほうですが、『あのとき言ってたこと、全部やってるよね』と周りによく言われます」
最後に今回の舞台について、こう語ってくれました。
「いただいた脚本を読んだだけで面白いと思える舞台で、僕ら自身もすごく楽しみですし、絶対面白い作品になると思います。こう言ったからにはがんばらないと。期待して足を運んでください!」
【舞台情報】
パルコ・プロデュース2022『VAMP SHOW ヴァンプショウ』
東京公演:2022年8月8日(月)〜8月28日(日)PARCO劇場
コロナウイルスの影響で開幕が延期になりました。詳しくは公式サイトをご確認ください。
作:三谷幸喜
演出:河原雅彦
出演:岡山天音 平埜生成 戸塚純貴 塩野瑛久 尾上寛之 久保田紗友 菅原永二